箱根駅伝復路の終盤にあたる「9区」は、戸塚から鶴見へ向かう約23kmの区間で、総合順位が大きく動きやすい勝負どころです。
10区ほど都心の密集はないとはいえ、権太坂などの有名ポイントや駅前は人が集まりやすく、「できれば落ち着いて、選手をしっかり見たい」と感じる方も多いはず。
この記事では、2026年の観戦をより快適にするために、9区のコース特徴と観戦ポイント、そして混雑を避けやすい穴場スポットを、おでかけ目線で分かりやすくまとめます。

観戦ついでに立ち寄れる休憩場所や、寒さ対策のコツもあわせて紹介します。
箱根駅伝9区のコース特徴と2026年の観戦ポイント
9区は「戸塚中継所」から「鶴見中継所」へ向かう区間で、国道1号周辺を中心に、緩やかな起伏と長い直線が交互に現れます。中でも有名なのが「権太坂」。
上りの負荷がじわじわ効くため、ここでの粘りや表情は沿道観戦の醍醐味です。
9区観戦のコツは、次の2つに集約されます。
- 有名スポットのど真ん中より、少し手前か少し先で待つ
- 直線で見通しが利く場所、歩道が広い場所を優先する
駅の目の前やテレビに映りやすい地点は混みやすい一方で、徒歩5分から10分ずらすだけで驚くほど見やすくなることがあります。
9区は移動しやすい駅が多いので、現地の混雑を見て「一駅動く」判断がしやすいのも魅力です。
以下は、主要地点の通過予想時間の目安です。年や先頭集団の状況で前後するので、「目安」として計画に役立ててください。
| 地点名 | 通過予想時間(目安) | 特徴 |
| 戸塚中継所 | 10:55頃 | 9区スタートで人が集まりやすい |
| 権太坂付近 | 11:05頃 | 上りで勝負が動きやすい名所 |
| 保土ヶ谷駅付近 | 11:25頃 | 直線が多くスピード感が出る |
| 横浜駅周辺 | 11:45頃 | 便利だが混みやすいので工夫が必要 |
| 新子安付近 | 12:00頃 | 比較的歩道が確保しやすい地点も |
| 鶴見中継所 | 12:15頃 | 10区へのタスキ渡しで盛り上がる |
王道名所でも落ち着ける!戸塚中継所から権太坂周辺の穴場
9区の象徴といえば権太坂ですが、坂のど真ん中は毎年かなり混雑します。狙い目は「坂そのもの」ではなく、坂の手前か坂を上り切った先。
選手が視界に入ってくる時間が長くなり、写真や動画も撮りやすくなります。
また、戸塚中継所の周辺もスタート直後は人が集中しますが、少し離れた直線区間に移動すると、落ち着いて観戦しやすくなります。
戸塚は商業施設やコンビニも多いので、待ち時間の寒さ対策がしやすいのもメリットです。
このエリアのおすすめ理由をまとめます。
- 名所の熱量を感じつつ、立ち位置で混雑を調整しやすい
- 起伏があるため、選手の粘りやフォームの変化が分かりやすい
- 戸塚駅周辺はトイレや買い出しの選択肢が多い
混雑回避の本命!保土ヶ谷から横浜駅の手前で見るコツ
「横浜駅で見たい」と考える方は多いのですが、駅至近はどうしても混みやすく、移動も窮屈になりがちです。そこでおすすめなのが、横浜駅に寄せすぎない観戦プランです。
具体的には、保土ヶ谷周辺から横浜駅へ向かう途中のエリアで、歩道の広い区間や見通しの良い直線を探すのがポイント。
駅前の一等地を避けるだけで、選手との距離が近い場所を確保できる可能性が上がります。
この区間は直線が多く、選手がリズム良く走る姿を体感しやすいのも魅力です。集団走になったときの足音や、各校の声援のまとまりも伝わりやすく、現地観戦の楽しさがぐっと増します。
観戦のポイントは次の通りです。
- 横浜駅を目的地にせず、「横浜駅の手前」を目的地にする
- 人の流れが詰まっていると感じたら、一駅分動く判断をする
- 観戦後の移動を考え、改札や乗り換えの混雑を避ける導線を作る
| エリア | おすすめの駅 | 穴場度 | 特徴 |
| 保土ヶ谷周辺 | 保土ヶ谷 | ★★★★ | 直線が多く、立ち位置で混雑回避しやすい |
| 横浜駅手前 | 天王町周辺など | ★★★ | 駅前より落ち着きやすい区間を探せる |
| 横浜駅周辺 | 横浜 | ★★ | 便利だが混雑しやすい、早め行動が必須 |
9区の終盤を味わう!新子安から鶴見中継所の攻略法
「タスキ渡しの瞬間を見たい」「9区の最後の粘りを感じたい」という方は、鶴見中継所の周辺を狙いたくなります。
ただし、中継所の至近は人が集中しやすく、場所取りも早めが前提になりがちです。
そこでおすすめなのが、新子安付近から鶴見へ向かう途中のエリアを候補に入れること。中継所に近づくほど緊張感は増しますが、少し手前ならスペースを見つけやすい場合があります。
選手にとっても「ここを耐えればタスキ渡し」という局面なので、表情やフォームにドラマが出やすいのがこの区間です。
注意点も押さえておきましょう。
- 中継所ど真ん中にこだわらず、手前で安全に見られる位置を優先する
- 通過後は一気に人が動くので、駅の入場規制や混雑を見込む
- 風が強い日が多いので、日陰と風の抜け方を現地で確認する
初心者必見!箱根駅伝を沿道で楽しむための必須アイテム
9区は待ち時間が長くなりやすく、風の冷たさも感じやすい区間です。特に橋の上や建物の少ない場所は体感温度が下がるので、防寒は「やりすぎ」くらいがちょうどいいです。
持ち物は、寒さ対策に加えて「待ち時間の快適さ」を上げるものが効きます。スマートフォンで速報を追いながら待つと楽しい反面、電池が減りやすいので対策は必須です。
観戦チェックリストはこちらです。
- 防寒具:ダウン、マフラー、手袋、ニット帽、厚手の靴下
- カイロ:貼るタイプ、貼らないタイプ、つま先用
- 飲み物:保温ボトルに入れた温かい飲み物
- モバイルバッテリー:速報チェックや配信視聴で消耗しやすい
- 小型ラジオ:アプリより安定する場面がある
- 軽食:手早く食べられるもの、飴やチョコなど
混雑した場所での椅子や脚立の使用は避け、立ち見前提で安全に楽しみましょう。
まとめ
箱根駅伝9区は、総合順位が動く可能性が高く、選手の粘りやチームの意地が見える区間です。
権太坂や鶴見中継所といった有名ポイントに惹かれがちですが、少し手前や少し先に目を向けるだけで、混雑を避けながら満足度の高い観戦ができます。
戸塚から権太坂、保土ヶ谷から横浜駅手前、新子安から鶴見手前など、移動しやすい駅が多いのも9区の強みです。
無理に最混雑地点を目指さず、自分が心地よく応援できる場所を見つけて、2026年の箱根駅伝を最高の思い出にしてください。

