【香川県の猫島】佐柳島・男木島の行き方、過ごし方ガイド完全版

猫に癒されたい、猫とふれあう旅がしたい。そんな願いを叶えてくれるのが、香川県にある「猫島」です。なかでも、佐柳島と男木島は猫好きの間で有名なスポット。

けれど、初めての人にとっては「どこにあるの?」「どうやって行くの?」と不安も多いはず。この記事では、香川県の猫島の基本情報から、行き方・フェリーの時刻・アクセスルート・観光ポイントまで、旅行初心者でも安心して出かけられるよう詳しく解説しています。

猫との癒し旅を成功させたい方、ぜひ参考にしてください。

猫好き必見!香川県の猫島とは?

香川県には、猫好きの心をくすぐる「猫島」と呼ばれる離島がいくつか存在します。なかでも有名なのが「佐柳島(さなぎじま)」と「男木島(おぎじま)」です。どちらも人口より猫の数が多いとされ、島を歩けば至る所に猫たちが気ままに暮らす姿が見られます。

都市の喧騒から離れ、ゆったりとした時間が流れる猫島では、訪れる人たちも自然と笑顔に。この記事では、それぞれの猫島の特徴や魅力、そして詳しい行き方まで、初めて訪れる人でも安心して旅を楽しめるように、わかりやすくご紹介します。

香川県にある有名な猫島とは?

香川県に猫島と呼ばれる島は複数ありますが、特に有名なのは以下の2つです。

島の名前 特徴 アクセス港
佐柳島 人口約70人。猫密度が非常に高く「猫だまり」が見られる 多度津港
男木島 アートと猫の融合。芸術祭の舞台にもなる個性的な島 高松港

それぞれ魅力が異なるため、どちらに行くかは目的次第。猫とゆったり過ごしたい方は佐柳島、観光+猫が好きな方は男木島がおすすめです。

佐柳島・男木島の魅力の違い

佐柳島は島全体がのどかで、港周辺から猫が多数出迎えてくれる猫天国。あまり観光化されておらず、昔ながらの日本の風景が残る癒しの島です。

一方、男木島は「瀬戸内国際芸術祭」の開催地としても知られ、現代アート作品が点在。猫とアートを一緒に楽しめる非日常感が特徴です。写真映えする風景が多く、SNS映えを求める旅行者にも人気です。

島に住む猫たちの様子と雰囲気

どちらの島でも、猫たちは人に慣れており、自然体でのんびりと過ごしています。とくに晴れた日には、港や路地裏、民家の軒先で日向ぼっこをする姿が多く見られます。

ただし、島の猫たちはあくまで「地域猫」。無理に触ったり追いかけたりするのはNG。適度な距離感を保ちながら、写真を撮ったり、そっと見守る楽しみ方が推奨されます。

香川県の猫島「佐柳島」への行き方ガイド

佐柳島(さなぎじま)は香川県仲多度郡多度津町に属する小さな離島で、猫好きの間では「西の猫島」として知られています。人口より猫の数が多いとも言われ、猫に出会う確率が非常に高いのが魅力です。アクセスはやや手間がかかりますが、事前にルートをしっかり把握すれば、日帰りも十分可能です。

佐柳島へのアクセス方法を詳しくご紹介します。

最寄り駅から多度津港までのアクセス

佐柳島へ渡る船は「多度津港」から出航しています。まずは、香川県内または県外から多度津駅までのアクセスをチェックしましょう。

【電車の場合】

  • JR岡山駅 → JR多度津駅(特急しおかぜ 約50分)

  • JR高松駅 → JR多度津駅(快速または特急で約40分)

【駅から港まで】

多度津駅から多度津港までは徒歩約20分、またはタクシーで約5分。バスは出ていないため、荷物が多い場合はタクシー利用がおすすめです。

【ポイント】

  • 事前にGoogleマップなどで港の場所を確認しておくと安心

  • 朝便を利用するなら、前泊や早朝出発を計画しましょう

フェリーの時刻表・運賃・乗り方の流れ

佐柳島へは「三洋汽船」のフェリーが運航しています。以下は、2025年時点の一般的な時刻と運賃情報です。

出発港 行先 出発時間 便数 所要時間 片道運賃
多度津港 佐柳島(本浦・長崎) 7:20 / 13:15 ほか 1日3便前後 約50〜70分 大人約740円

時刻は季節や曜日によって変更される可能性があります。事前に三洋汽船の公式サイトで最新情報を確認しましょう。

【乗船手順】

  1. 乗船前に港の待合所でチケット購入(現金のみのケースが多い)

  2. 出航時間の10〜15分前には並び始める

  3. 猫好きな乗客が多いため、平日でも混雑することも

佐柳島の港に到着後の移動手段とポイント

佐柳島には2つの港があります。「本浦港(ほんうらこう)」と「長崎港(ながさきこう)」です。多くの観光客は本浦港で下船しますが、長崎港はより静かで猫密度も高めという噂も。

【移動手段】

  • 島内に公共交通機関はありません。徒歩での移動が基本です。

  • 港から集落までは徒歩5〜10分。平坦な道が多く、散策しやすいです。

【観光ポイント】

  • 無人の休憩所や自販機あり(食事処は基本なし)

  • トイレの場所も事前に確認しておくと安心

  • 猫に餌やりは禁止。観察・撮影メインで楽しむのがルール

香川県の猫島「男木島」への行き方ガイド

男木島(おぎじま)は香川県高松市に属する離島で、猫とアートが共存するユニークな観光地として注目されています。島内には「男木交流館」や現代アート作品が点在し、散策の楽しさが魅力。猫は島のあちこちでのんびり過ごしており、観光と癒しの両方が味わえるスポットです。

アクセスも比較的わかりやすく、日帰り旅にもおすすめです。

高松駅から高松港までのアクセス

男木島行きのフェリーは「高松港」から出ています。高松駅からのアクセスはとてもスムーズです。

【電車でのアクセス】

  • JR岡山駅 → JR高松駅(マリンライナー 約60分)

  • JR高松駅から徒歩5分ほどで高松港フェリーターミナルに到着します

【空港からの場合】

  • 高松空港から高松駅へは空港リムジンバスで約45分

  • バスは1時間に1〜2本程度。飛行機の到着時間と合わせて計画を

【ポイント】

  • フェリーターミナルにはコインロッカーあり。大きな荷物を預けて身軽に散策可能

  • 高松駅周辺にはコンビニやカフェも多く、出発前の準備がしやすい

男木島行きフェリーの詳細と所要時間

男木島へは「めおん2号」という旅客船が運航しています。以下は基本情報です。

出発港 行先 出発時間(例) 所要時間 片道料金
高松港 男木島(女木島経由) 8:00 / 10:00 / 14:00 など 約40分 大人510円

フェリーは「女木島」を経由してから男木島へ向かいます。直行便ではない点に注意しましょう。

【乗船ポイント】

  • チケットはフェリーターミナル内の窓口で購入

  • 出航15分前には列ができ始めます。繁忙期は早めの行動を

  • 「めおん2号」は猫好きの観光客に人気の船。甲板席から瀬戸内海の絶景も楽しめます

観光所要時間と帰りのフェリーに注意

男木島は徒歩で一周できるコンパクトな島。観光所要時間は2〜3時間ほどが目安です。

【モデル散策コース】

  1. 男木港到着後、「男木交流館」で情報収集

  2. 港周辺で猫とふれあいながら写真撮影

  3. アート作品や灯台方面まで散策

  4. 島の高台から瀬戸内海を一望して帰路へ

【注意点】

  • 帰りのフェリーは本数が限られており、乗り遅れるとその日の便が終了してしまう可能性あり

  • 午後遅い便は混みやすいため、早めの行動が安心です

  • 船の揺れに弱い人は酔い止めの準備を推奨

猫島に行く前に知っておきたい注意点とマナー

猫好きにとっては夢のような猫島ですが、そこは猫たちと共に暮らす「人々の生活の場」でもあります。観光地としてのマナーを守ることは、島の環境と猫たちの幸せを守ることにつながります。旅を快適で気持ちよく楽しむために、出発前に以下の点をチェックしておきましょう。

猫への接し方の基本マナー

猫島の猫たちは基本的に人に慣れていますが、すべての猫が人懐っこいわけではありません。以下のルールを守って、猫にストレスを与えないよう心がけましょう。

猫へのマナー基本5か条

  1. 無理に触らない(猫のペースを尊重)

  2. 大きな声や音を立てない(驚かせない)

  3. 無断で抱っこしない(嫌がる猫も多い)

  4. フラッシュ撮影は禁止

  5. 餌やりは禁止(健康管理のため)

とくに餌やりは禁止されている島が多く、観光ルールとして掲示されている場合もあります。ルール違反は島民や他の観光客の迷惑にもなりますので、十分に注意しましょう。

島民への配慮とルール

猫が主役とはいえ、猫島は人が暮らしている生活空間でもあります。以下の点にも気を配ると、気持ちよく旅ができます。

  • 私有地への無断立ち入りはNG

  • 洗濯物や玄関先に近づかない

  • 島民の前で騒いだり、写真を撮らない

  • ゴミは必ず持ち帰る

島はゴミ処理施設が限られているため、観光客の出すゴミが大きな負担になります。コンビニや商業施設も少ないため、事前準備とマナーある行動が求められます。

食べ物・持ち物・おすすめの服装

猫島は自然が豊かで、売店や飲食店は少ないのが特徴。持ち物の準備をしっかりしておくことで、より快適に過ごせます。

持ち物リスト

アイテム 理由
飲み物・軽食 島内に飲食店がない場合が多い
ウェットティッシュ 手を拭く・清潔保持用
モバイルバッテリー 写真をたくさん撮るなら必須
折りたたみ傘 天候が変わりやすいことも
ゴミ袋 ゴミの持ち帰りに便利

服装アドバイス

  • 動きやすいスニーカーや歩きやすい靴がベスト

  • 春・秋は風が強い日もあるので、軽めの羽織ものを持参

  • 夏は帽子や日焼け止めを忘れずに(島内に日陰が少ない)

香川県の猫島旅まとめとおすすめモデルコース

香川県の猫島は、ただ猫に癒されるだけでなく、日常の喧騒から離れて心をリセットできる貴重な旅先です。佐柳島は猫とのふれあいを存分に味わえるのんびり系、男木島はアートと自然の融合を楽しむ観光型。それぞれの魅力を活かしたモデルコースをご紹介します。

日帰り旅のモデルプラン

【佐柳島(多度津港発着)】

時間帯 スケジュール
8:30 多度津駅到着、徒歩で港へ移動
9:10 フェリーで佐柳島へ出発
10:00 佐柳島着、猫たちと散策&撮影
12:30 昼食(持参)&港周辺で休憩
13:50 フェリーで多度津港へ帰還
15:00 多度津駅から帰路へ

【男木島(高松港発着)】

時間帯 スケジュール
8:00 高松港発フェリーに乗船
8:40 男木島着、猫散策&アート巡り
11:30 島の高台や灯台へ足を延ばす
13:00 フェリーで高松港へ帰還
14:00 高松駅周辺でうどんランチやお土産散策

いずれの島も滞在時間は約2〜3時間が目安。ゆっくり過ごしたい場合は1泊プランもおすすめです。

宿泊するならここ!おすすめ宿情報

宿泊希望者には、港近くの民宿やゲストハウスを拠点にするのが便利です。

佐柳島周辺(多度津駅付近)

  • 多度津町内のビジネスホテル(駅から徒歩圏)

  • 丸亀市のビジネスホテルなら飲食店も充実

男木島周辺(高松駅付近)

  • 高松駅近くにはホテル多数(ドーミーイン、JRホテルクレメント高松など)

  • カジュアルに泊まるならゲストハウス「ちょっとこ」も人気

島内には基本的に宿泊施設が少ないため、泊まりは港側の市街地で計画するのが安心です。

香川県周辺の観光スポットもあわせて紹介

猫島の旅と組み合わせて訪れたい香川県の人気スポットも要チェックです。

  • 金刀比羅宮(こんぴらさん):多度津駅から電車で1本、石段が印象的なパワースポット

  • 栗林公園(りつりんこうえん):高松市内、四季折々の景観が美しい名庭園

  • うどん巡り:高松・丸亀・坂出など名店が点在。早朝営業も多いので旅の始まりにも◎

猫島+αの楽しみ方で、香川県をまるごと満喫できます。

まとめ

香川県には、猫好きにとって夢のような離島「佐柳島」と「男木島」があります。それぞれの島には個性的な魅力があり、猫とのふれあいだけでなく、島ならではの自然や文化にも触れることができます。

アクセスにはフェリーの時刻や乗り場の確認が欠かせませんが、事前にしっかり準備しておけば、日帰りでも十分満喫できます。また、島の猫たちや島民との距離感を大切にしながら、マナーを守って旅を楽しむことが、これからも猫島が愛されるための第一歩です。

ぜひ、あなたも猫たちの自由な姿に癒されに、香川県の猫島へ出かけてみてください。非日常の時間と、猫たちのやさしいまなざしが、日々の疲れをきっと癒してくれるはずです。

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