シエラデザインのロクヨン(60/40クロス)のマウンテンパーカーが“定番すぎて”ダサいのでは?という噂もありますが、実際には、ダサく見えるかはサイズ感と合わせ方次第です。
そして「日本だけで人気」は半分当たりで、海外でもブランドは続いている一方、日本は1970〜80年代の定着が強く“街の定番”として語られやすい背景があります。

今回はシエラデザインがダサいと言われる理由と失敗しない選び方とコーデをまとめます。
シエラデザインのロクヨンが「日本だけ人気」に見える理由
結論として、シエラデザインズは海外でも展開しているのに、日本ではロクヨンのマウンテンパーカーが「街着の定番」として語られやすく、人気が目立つ構造があります。
ブランドは1965年にBob SwansonとGeorge Marksが創業したアウトドアブランドで、米国公式のストーリーでも創業背景が説明されています。
その中で1968年に60/40 Mountain Parkaが登場した流れが示されており、そもそも“元祖級の定番”として歴史が長いのが特徴です。
ではなぜ「日本だけで人気」に見えるのか。日本公式サイトのABOUTでは、日本で1975年に60/40素材のマウンテンパーカが販売され、1980年代に街着として流行して人気が定着した旨が明記されています。

つまり日本は、アウトドアの道具としてだけでなく、ファッションの文脈で“定番化”が起きた市場なんです。
日本で目立ちやすい理由を整理すると、こんな感じです。
- 日本は「マウンパ=名作ロクヨン」の文脈が強く、語られやすい
- 定番ゆえ被りやすく、「ダサい?」と検索されやすい
- 海外はギア全体の中の一商品として受け止められ、話題の出方が日本と違う
60/40クロス(ロクヨン)の特徴は?今の基準でのメリットと弱点
ロクヨンは、「完全防水ではないが、街で快適に“ちょうどいい”」です。ロクヨンは綿60%・ナイロン40%の混紡で、雨に濡れると綿が膨張して目が詰まり、水を通しにくくなる仕組みが説明されています。
さらにコットンの通気性でムレを抑えやすい点、ナイロン混による強度や耐火性に触れた説明もあります。 これが、テック系の透湿防水シェルと違う“着心地の良さ”につながります。
一方で弱点もはっきりしています。ロクヨンはフィルム型素材のような完全防水ではなく、強い雨や長時間の降雨では限界があります。 だからこそ、使いどころを理解して選ぶのが大切です。
比較するとイメージしやすいので、表でまとめます。
| 項目 | ロクヨン(60/40) | 透湿防水シェル(フィルム系) |
| 雨への強さ | 小雨〜短時間が得意。完全防水ではない | 強い雨にも強い |
| 着心地 | コットン感のある風合いと通気性が魅力 | ドライだが質感はテック寄り |
| 見た目 | クラシックで育つ。味が出やすい | ミニマル、現代的 |
| 向くシーン | 街、旅行、軽いアウトドア | 登山、雨天前提の行動 |
シエラデザインがダサいと言われない「選び方」3つ
ここが一番大事です。ロクヨンのシエラデザインズがダサく見える原因は、アイテムの古さではなく「今のシルエットとズレた着方」になりがちな点です。
ロクヨンは風合いが強いので、合わせ方が雑だと一気にアメカジ感が濃く出ます。逆に、選び方を押さえるだけで“定番の格”が出ます。
私が意識している選び方はこの3つです。
- サイズは「中に着込む前提」でも、身幅のダボつきだけは抑える
- 色は迷ったら濃色かワントーン寄り。配色は2色まで
- ディテールを主役にする分、他はシンプルにして引き算する
ロクヨンのマウンテンパーカーは、ドローコードや比翼、ラグラン、立体フードなど主張のある作りが特徴として説明されています。 だからパンツまで装飾が強いと“盛りすぎ”になります。
おすすめの組み合わせ
おすすめの組み合わせの指針は以下の通りです。
- パンツはストレート〜ワイドで下に余白を作る
- インナーは無地のスウェット、ハイゲージニット、ロンTが相性良い
- 靴は白黒スニーカーか、シンプルな革靴で締める
- フードは立たせすぎず、首元に馴染ませる
ロクヨンの正解コーデ例3選
最後に、ロクヨンを“ダサくしない”具体例です。ポイントは「ロクヨンのクラシック感を活かしつつ、全体の線を今っぽく整える」こと。
ロクヨンの魅力は風合いと育つ質感にあります。 なので、コーデは新品っぽくきれいにしすぎず、ただし色数は絞るのが安定です。
季節別コーデ例
季節別にコーデ例を3つ紹介します。
- 春秋の王道:ロクヨンマウンパ+無地スウェット+ワイドチノ+白スニーカー
- きれいめ寄せ:ロクヨンマウンパ(濃色)+ハイゲージニット+黒スラックス+黒革靴
- 冬のレイヤード:ロクヨンマウンパ+薄手ダウンベストorインナーダウン+デニム(濃紺)+黒スニーカー
逆に以下の点に注意してください。
- チェックシャツ+色落ちデニム+ワークブーツの“全部盛り”は難易度高め
- ベージュ系の配色は可愛くなりやすいので、黒やネイビーで締め色を入れる
- ドローコードを絞りすぎると古着っぽさが強く出るので、最初は緩め推奨
まとめ
シエラデザインズのロクヨンが「日本だけ人気」に見えるのは、日本で1975年に展開が始まり、1980年代に街着として定番化した歴史が大きいからです。
一方で海外でもブランドは継続しており、単に日本だけが特別というより、日本のファッション文脈で語られやすい存在だと捉えるのが自然です。
そして「ダサい」問題は、ロクヨンのクラシック感に対して、サイズと配色と引き算が噛み合っていない時に起きがち。
ロクヨンは完全防水ではないものの、風合いと快適さで今でも選ぶ価値があります。 まずは色数を絞ったシンプルコーデから始めると失敗しにくいです。

シエラデザインのマウンテンパーカーは、うまく着こなせばオシャレでかっこいいアイテムです。ぜひ参考にしてください。

