せっかく買ってきた卵。賞味期限が切れてしまって「捨てないといけない」と思っているかもしれません。しかし、賞味期限というのは、おいしく食べられる期限であって、実は食べられなくなる期限とは違います。
そこで、今回は賞味期限が切れた卵はいつまで食べることができるのか、確認しておきます。
賞味期限が切れた卵はいつまで食べられる?
卵の賞味期限は生食を前提とした期限で、しかも実際に生食に適さなくなるよりも大分短く設定されています。
どのくらい過ぎたかにもよりますが、冬場の時期なら、賞味期限から2,3週間以内、冷蔵庫で保管していれば1ヶ月くらいは平気と言われています。
実際、日本卵業協会によると、下記のように制定されています
採卵後から『生食』できる期限(サルモネラ菌の繁殖との関係)
【冬場】12~3月頃、平均10℃前後で約57日
【夏場】7~9月頃、平均28℃前後で16日
【春秋】4~6月、10~11月頃、平均23℃前後で約25日
上記を基に、安全性を考慮して一番短い生食できる期限(夏場の温度)に賞味期限を設定しています。冷蔵庫保存なら冬場の温度を目安、生食期限を過ぎても腐敗してなければ加熱調理で食べられます。
ただし、腐敗している場合は食べることができませんので、異臭や変色や粘り気などなど、少しでも気になったら廃棄してください。
賞味期限が切れた卵の食べ方は?
賞味期限が切れた卵は、ゆで卵、卵焼き、スクランブルエッグなど、十分に火を通して食べるようにしてください。
ちなみに、卵は生よりゆでた方が早く腐りますので、ゆで卵は冷蔵保存して長くても2,3日以内に食べるようにしてください。