風物箱根駅伝復路の中盤にあたる「8区」は、平塚から戸塚へ向かう約21kmの区間で、海沿いの開放感と都市部へ近づく高揚感が同居する、沿道観戦がとても楽しいエリアです。
とはいえ、駅前や有名ポイントに人が集まりやすく、「できれば落ち着いて、選手の走りをしっかり見たい」と思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、2026年の観戦を想定して、8区のコース特徴と観戦ポイント、そして混雑を避けてゆっくり応援できる穴場スポットを分かりやすくまとめます。
観戦ついでに立ち寄りやすい休憩場所や、防寒のコツもあわせて紹介します。
箱根駅伝8区のコース特徴と2026年の観戦ポイント
8区は「平塚中継所」から「戸塚中継所」へ向かう区間で、復路の流れをつくる大事なパートです。
序盤は湘南の海が近いエリアを走り、後半にかけて戸塚方面へ内陸に入っていきます。
大きな山はありませんが、じわじわ脚にくる起伏や風の影響を受けやすい地点があり、選手のコンディションや走りの質が表情に出やすいのが特徴です。
8区観戦のコツは、次の3つです。
- 海沿いは風が強い前提で、防寒を厚めにする
- 駅前の一等地より、徒歩で少しずらした直線区間を狙う
- 観戦後の移動を考え、混雑しにくい駅や出口を決めておく
8区は沿道の混雑が「局所的」になりやすく、同じエリアでも立ち位置で快適さが大きく変わります。人が多いと感じたら、無理せず一駅移動するのも有効です。
以下は、主要地点の通過予想時間の目安です。先頭の展開で前後するため、計画用の目安として使ってください。
| 地点名 | 通過予想時間(目安) | 特徴 |
| 平塚中継所 | 9:45頃 | 8区スタートで人が集まりやすい |
| 茅ヶ崎周辺 | 10:05頃 | 海風の影響が出やすい区間 |
| 藤沢周辺 | 10:25頃 | 直線が多く走りが見やすい |
| 遊行寺坂付近 | 10:40頃 | 軽い起伏で粘りが問われる |
| 大船周辺 | 10:55頃 | 交通の要所で混みやすい |
| 戸塚中継所 | 11:10頃 | 9区へのタスキ渡しで盛り上がる |
海沿いの開放感を楽しむ!茅ヶ崎周辺の穴場スポット
8区らしさを味わうなら、まず候補に入れたいのが茅ヶ崎周辺です。海が近く、空が広く、沿道の雰囲気もどこかのんびりしていて、都心の大混雑とは違う「気持ちよさ」があります。
狙い目は駅前の中心部ではなく、海沿いのメイン通りから少し歩いた直線区間。見通しが良く、選手を遠くから追いやすい場所が見つかることがあります。
風は冷たいので、手袋とマフラーに加えて、首元をしっかり守れる装備がおすすめです。
このエリアのメリットをまとめます。
- 景色が開けていて、走ってくる選手を長く見られる
- 都心ほど混み合いにくく、落ち着いて応援しやすい
- 観戦前後に海沿い散歩を組み込みやすい
混雑を避けやすい本命!藤沢周辺での観戦テクニック
藤沢周辺はアクセスが良く、沿道観戦もしやすいエリアですが、駅の近くはどうしても人が集まりやすい傾向があります。そこでおすすめなのが「藤沢駅のど真ん中を避けて、徒歩で少しずらす」観戦です。
この区間は直線が多く、選手のスピードやフォームが分かりやすいのが魅力。沿道の幅が確保しやすい場所を探せば、無理なく前列に近い位置で応援できる可能性も高まります。
観戦後の移動もしやすいので、初心者の方にも向いています。
藤沢周辺でのコツは次の通りです。
- 駅前を避け、徒歩5分から10分の直線区間を狙う
- トイレや買い出しは駅周辺で済ませてから沿道へ移動する
- 人の流れが詰まったら、無理に粘らず一駅移動する
| エリア | おすすめの駅 | 穴場度 | 特徴 |
| 茅ヶ崎周辺 | 茅ヶ崎 | ★★★★ | 海沿いの開放感、比較的落ち着きやすい |
| 藤沢周辺 | 藤沢 | ★★★ | 直線が多く見やすい、移動もしやすい |
| 大船周辺 | 大船 | ★★ | 便利だが混雑しやすい、早め行動が必要 |
起伏でドラマが出る!遊行寺坂から大船手前の攻略法
8区後半で観戦の見応えが増すのが、遊行寺坂付近から大船へ向かう区間です。大きな上りではありませんが、長い距離を走ってきた選手にとっては、こうした起伏が地味に効いてきます。
スピードが落ちる瞬間や、フォームを立て直す動きが見えることもあり、沿道観戦ならではの「ドラマ」を感じやすいエリアです。
大船駅周辺は交通の要所で混みやすいので、狙うなら大船の少し手前。駅前の便利さを取りつつ、混雑の中心から少し距離を置ける場所が見つかることがあります。
注意点も押さえておきましょう。
- 大船駅の至近は混雑しやすいので、手前の地点を第一候補にする
- 観戦後の帰路が混みやすいため、移動ルートを事前に考える
- 風が抜ける場所は冷えるので、防寒を優先する
初心者必見!箱根駅伝を沿道で楽しむための必須アイテム
8区は海風の冷たさが強敵になりやすい区間です。体感温度が下がりやすいので、防寒は厚めにして正解。さらに、待ち時間を快適にする装備があると満足度が上がります。
観戦チェックリストはこちらです。
- 防寒具:ダウン、マフラー、手袋、ニット帽、厚手の靴下
- カイロ:貼るタイプ、貼らないタイプ、つま先用
- 飲み物:保温ボトルに入れた温かい飲み物
- モバイルバッテリー:速報チェックや配信視聴で消耗しやすい
- 小型ラジオ:アプリより安定する場面がある
- 軽食:手早く食べられるもの、飴やチョコなど
混雑した場所での椅子や脚立の使用は避け、立ち見前提で安全に楽しみましょう。
まとめ
箱根駅伝8区は、海沿いの開放感と、終盤へ向かう緊張感の両方を味わえる区間です。茅ヶ崎や藤沢の直線区間、遊行寺坂付近の起伏、そして大船手前など、少しだけ立ち位置を工夫することで、混雑を避けつつ満足度の高い観戦ができます。
無理に駅前の最混雑地点を狙わず、自分が心地よく応援できる場所を見つけて、2026年の箱根駅伝を最高の思い出にしてください。

