「もう桜は終わった」と思っていませんか? 実は4月後半こそ、ゆったりと春を楽しむ絶好のタイミングなんです。遅咲きの桜、葉桜の美しさ、花筏に夜桜、そしてネモフィラやチューリップといった他の春の花々。
この記事では、まだ間に合う花見スポットや、春を満喫できるおすすめアウトドアをご紹介。混雑を避けて、自分だけの春を見つけに行きましょう。
4月後半でも桜が楽しめる!遅咲きの桜スポット12選
1. 北海道・函館「五稜郭公園」
北海道の桜といえばやはり「五稜郭公園」。星型の堀に囲まれたユニークな城郭跡は、4月下旬から5月初旬にかけて桜が見頃を迎えます。
約1,600本のソメイヨシノが咲き誇るこの場所は、例年多くの観光客でにぎわいます。桜が堀に映り込む景色や、展望タワーからの俯瞰写真はまさに絶景。桜吹雪や水面に落ちた花びらの美しさは、関東の花見が終わったあとにもう一度感動をくれることでしょう。
2. 北海道・札幌「円山公園」
札幌の中心部からも近い円山公園は、地元民にも愛される桜の名所です。園内には約150本の桜があり、特にソメイヨシノとエゾヤマザクラが見られます。開花は例年4月下旬から5月上旬。
園内は広く、ピクニックにも最適で、夜にはライトアップされることも。動物園や北海道神宮も隣接しており、家族連れにも人気のスポットです。雪解け後の清々しい空気の中、のんびりと花見を楽しめます。
3. 青森県・弘前公園
「日本一の桜」とも称される弘前公園の桜は、4月下旬がベストシーズン。約2,600本の桜が咲き誇り、中には樹齢100年を超える木もあります。
堀に浮かぶ“花筏(はないかだ)”や、石垣と桜のコラボレーションが美しく、夜桜も圧巻。2025年も4月20日以降が見頃と予想されています。園内は広く、ゆったりと散策が楽しめるので、のんびりと春を味わいたい人にぴったりの場所です。
4. 秋田県・角館(かくのだて)の武家屋敷通り
「みちのくの小京都」と呼ばれる角館は、歴史ある武家屋敷が並ぶ通りにシダレザクラが咲くことで知られています。
見頃は4月中旬から下旬で、特に遅咲きのしだれ桜が美しいことで有名です。約400本のしだれ桜が風に揺れる様子はまるで時代劇のワンシーン。黒板塀とピンクのコントラストが映える風景は、フォトスポットとしてもおすすめです。桜まつりも開催され、グルメや物産も楽しめます。
5. 長野県・高遠城址公園
「天下第一の桜」と称される長野県の高遠城址公園では、独自の品種「タカトオコヒガンザクラ」が有名です。見頃は4月中旬から下旬にかけてで、標高が高いため本州南部よりも開花が遅め。
約1,500本の桜が一斉に咲く光景は壮観で、城跡からの眺望も見事。夜間にはライトアップも行われ、幻想的な雰囲気が楽しめます。信州そばや地元の特産品も味わえるイベントが多く、観光にもぴったりです。
6. 山形県・鶴岡公園
山形県鶴岡市にある鶴岡公園は、庄内藩の城跡を整備した歴史ある公園で、約730本の桜が楽しめます。見頃は4月中旬から下旬で、東北では比較的早めのスポットですが、遅咲きの品種もあり、4月後半でも見ごたえ十分。
公園内には池や神社があり、落ち着いた雰囲気でゆっくりと花見ができるのが魅力です。人混みも少なく、のんびりとした時間を過ごしたい方におすすめ。
7. 群馬県・赤城南面千本桜
群馬県前橋市にある「赤城南面千本桜」は、名前の通り約1,000本の桜並木が約1.3kmにわたって続く名所です。標高が高いため、例年の見頃は4月中旬から下旬。
遅咲きの桜も多く、4月20日過ぎでも充分に楽しめるスポットです。周囲には芝桜のエリアもあり、ピンク色の世界が広がります。屋台や地元グルメも出店され、観光にも花見にもおすすめです。
8. 富山県・松川べり
富山市を流れる松川沿いには約500本のソメイヨシノが咲き誇ります。川沿いの遊歩道をのんびり歩きながら桜を楽しめるのが魅力。
見頃は例年4月中旬から下旬で、遊覧船から川面に映る桜を楽しむこともできます。夜にはライトアップもあり、デートスポットとしても人気。富山城址公園にも近く、歴史と自然を一緒に楽しめる穴場スポットです。
9. 岐阜県・根尾谷淡墨桜(ねおだに うすずみざくら)
日本三大桜の一つに数えられる「淡墨桜」は、岐阜県本巣市にある推定樹齢1,500年のエドヒガンザクラです。見頃は例年4月中旬から下旬。
咲き始めは薄紅、満開で白、散り際に淡い墨色になるのが特徴で、その移ろいが名前の由来になっています。一本桜ですが、その存在感は圧倒的。満開のタイミングに合わせて訪れれば、一生に一度は見たい絶景に出会えます。
10. 滋賀県・海津大崎(かいづおおさき)
琵琶湖の北部に位置する海津大崎は、「日本のさくら名所100選」にも選ばれた桜の名所。約800本のソメイヨシノが琵琶湖沿いの道を彩ります。
見頃は4月中旬から下旬で、湖面とのコントラストが美しく、ドライブコースとしても人気。遊覧船からも桜を眺めることができ、自然と一体になった贅沢な花見が楽しめます。車でも電車でもアクセス可能で、関西から日帰り旅行にもおすすめ。
11. 鳥取県・打吹公園(うつぶきこうえん)
中国地方屈指の桜名所、打吹公園では約4,000本の桜が咲き誇ります。見頃は4月中旬から後半にかけてで、鳥取県内では比較的遅咲きのエリア。
公園内には滝や池、神社もあり、自然と調和した静かな空間でゆったりと過ごせます。地元グルメの出店や、夜間ライトアップも行われることがあり、昼と夜の表情の違いも楽しめる贅沢な花見スポットです。
12. 鹿児島県・霧島神宮周辺
南国のイメージが強い鹿児島ですが、霧島神宮の周辺は標高が高く、4月後半でも遅咲きの桜が見られます。エドヒガンやヤエザクラなど、さまざまな品種が時期をずらして咲くため、長い期間楽しめるのが特徴。
霧島温泉郷も近く、花見と温泉をセットで楽しめるのも大きな魅力です。神聖な雰囲気の中で桜を眺める体験は、心まで癒してくれることでしょう。
満開を過ぎても楽しめる!花びら絨毯・葉桜の楽しみ方
花びらが舞い散る“桜吹雪”スポット
桜の花びらが風に舞って降り注ぐ「桜吹雪」は、満開を過ぎたころの一番美しい瞬間です。特に風が強めの日や、少しずつ花が散り始めたタイミングが狙い目です。関東では東京都の井の頭恩賜公園や目黒川沿いが、桜吹雪の名所として知られています。川沿いに立つと、まるでピンクの雪が降るような幻想的な景色が広がり、写真にも映えます。
また、桜吹雪は朝や夕方の少し静かな時間帯に行くと、風の音とともに舞い落ちる花びらの音も感じられ、とても癒されます。桜の命の短さを感じる一方で、その美しさに心打たれる特別な体験ができます。ぜひ、満開を逃したからといって諦めず、散り際の儚い美しさを見に行ってみてください。
水面を彩る“花筏”が見られる場所
桜の花びらが水面に落ちて流れていく光景を「花筏(はないかだ)」といいます。これもまた、満開を過ぎた頃の短い間だけ見られる春の風物詩。水面にびっしりと敷き詰められたような花びらが、ゆっくりと川の流れに乗って動く様子は、どこか切なくて美しい時間です。
特に有名なのは青森県・弘前公園の外堀や、京都・哲学の道沿いの小川。また、東京では千鳥ヶ淵も見事な花筏の名所として知られています。水の流れが緩やかな場所ほど花びらが長く留まるため、フォトジェニックなシーンを撮りやすいです。お花見のピークを外した後でも、こうした光景に出会えるのが春の楽しみの一つ。静かな朝に行くと、人も少なく、ゆっくりと鑑賞できます。
葉桜だからこそ映えるピクニック術
桜が満開を過ぎると、「葉桜(はざくら)」と呼ばれる時期に入ります。花びらと新緑のコントラストが美しく、意外にもピクニックにはこの時期が最適なんです。満開の時期と比べて人出が落ち着き、場所取りの心配も少なくなりますし、日差しも柔らかくて過ごしやすいです。
葉桜の下では、木漏れ日がキラキラと揺れて、とても穏やかな空間になります。レジャーシートを広げて、手作りのお弁当やスイーツを楽しむのにぴったりの雰囲気です。風で少し舞う残りの花びらが、お皿の上にひらりと乗るような演出も春らしくて素敵ですよね。
さらに、葉桜の時期には虫も少なく、紫外線も比較的穏やかなので、お子様連れやシニア層にもおすすめです。ぜひ、満開だけじゃない「第二の花見」を楽しんでみてください。
花びらを活かしたフォトスポット
満開の桜だけが写真映えするわけではありません。実は、散り際の花びらを使ったフォトアイデアもたくさんあります。たとえば、地面に降り積もった花びらの上で撮る「花びら絨毯ショット」や、手に花びらを集めて空に向けて放つ「桜シャワー」。どちらも自然な演出で、SNS映え間違いなしの一枚が撮れます。
また、水辺の花筏を背景にして撮影すると、幻想的な雰囲気が出ます。構図としては、あえて少し引いて背景を多めに写すと、より美しさが引き立ちます。小道具として和傘や春色のスカーフなどを使えば、さらに季節感のある写真に仕上がります。
花びらを拾って押し花にして、あとでアルバムやしおりにするのも楽しい思い出作りの方法。桜の“余韻”を楽しむのも、春の醍醐味ですよね。
桜スイーツや桜グッズも楽しもう
花見の季節に合わせて登場する「桜スイーツ」や「桜グッズ」も、満開を逃した後の楽しみとしてぴったりです。桜味のロールケーキやプリン、桜もちなどは、この時期限定の味わい。スーパーやコンビニでも手軽に買えるものから、カフェの本格スイーツまでさまざまです。
また、桜をモチーフにした雑貨やアクセサリーも人気。桜柄の手ぬぐいやポストカード、花を閉じ込めたレジンアクセサリーなど、春を持ち帰れるアイテムがたくさんあります。最近では桜を使ったクラフトビールやお茶も登場しており、家でのんびり春を感じるのにもぴったりです。
お花見気分を長く楽しむために、こうしたアイテムやフードを取り入れることで、桜が散った後でも春をしっかり感じることができます。お土産としても喜ばれますよ。
混雑なしで穴場を満喫!知る人ぞ知る桜スポット
地元民しか知らない小さな公園
大都市の有名な桜スポットは、満開の時期になると多くの人で賑わいますが、地元の人々に愛される小さな公園には、静かに桜を楽しめる穴場が存在します。
例えば、東京都内でも住宅街にひっそりと佇む「○○公園」や「△△緑道」などは、観光客にはあまり知られていませんが、美しい桜並木が続き、落ち着いた雰囲気の中でお花見ができます。
こうした場所では、ベンチに座って読書をしたり、ゆっくりと散歩を楽しんだりと、自分のペースで春の訪れを感じることができます。地元の人々との交流も生まれやすく、地域の温かさを感じられるのも魅力の一つです。
平日が狙い目の隠れ名所
有名な桜の名所でも、平日に訪れることで混雑を避けてゆっくりと楽しむことができます。例えば、神奈川県の「○○公園」や埼玉県の「△△堤」などは、週末には多くの人で賑わいますが、平日は比較的空いており、静かな環境で桜を鑑賞できます。
特に朝早い時間帯や夕方の時間帯は、人も少なく、柔らかな光の中で桜を楽しむことができます。また、平日に訪れることで、周辺のカフェやレストランも混雑を避けて利用できるため、ゆったりとした一日を過ごすことができます。時間に余裕がある方は、ぜひ平日の訪問を検討してみてください。
鉄道で行ける静かな桜道
車を使わずに、公共交通機関を利用してアクセスできる静かな桜スポットもあります。
例えば、東京都の「○○線」の沿線にある「△△駅」から徒歩圏内の「□□公園」や、神奈川県の「◇◇線」の「◎◎駅」近くの「☆☆緑道」などは、駅からのアクセスも良く、観光客が少ないため、落ち着いて桜を楽しむことができます。
電車に揺られながら春の景色を眺め、駅を降りてすぐに桜並木が迎えてくれるという贅沢な体験ができます。鉄道ファンや写真愛好家にもおすすめのスポットです。
SNS映えするけど空いてる場所
近年、SNSで話題になる桜スポットは多くありますが、中にはまだあまり知られていない穴場も存在します。
例えば、東京都内の「○○神社」や「△△寺」などは、美しい桜と歴史的な建造物が調和した風景が広がり、写真映えするスポットとして注目されていますが、観光客が少ないため、ゆっくりと撮影を楽しむことができます。また、早朝や夕方の時間帯に訪れることで、柔らかな光の中で幻想的な写真を撮ることができます。
SNSにアップすることで、友人やフォロワーからの反響も期待できるでしょう。
カフェやベンチがある居心地の良い穴場
桜を楽しむだけでなく、ゆったりとした時間を過ごしたい方には、カフェやベンチがある居心地の良いスポットがおすすめです。
例えば、東京都の「○○公園」内にあるカフェでは、テラス席から桜を眺めながらコーヒーを楽しむことができます。また、神奈川県の「△△緑道」沿いには、ベンチが点在しており、散歩の途中に休憩しながら桜を楽しむことができます。
こうした場所では、読書をしたり、友人との会話を楽しんだりと、思い思いの過ごし方ができます。混雑を避けて、心地よい春のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
夜桜もまだ楽しめる!ライトアップ情報&楽しみ方
4月後半もライトアップがあるスポット一覧
桜のライトアップというと、3月末〜4月上旬が中心と思われがちですが、実は4月後半にも楽しめる場所があります。特に遅咲きの桜が咲く地域や、夜間営業を続ける観光施設では、まだまだ美しい夜桜を見るチャンスがあります。たとえば、青森県の弘前公園は4月下旬までライトアップを実施しており、幻想的な桜のトンネルが楽しめます。
また、長野県の高遠城址公園や岐阜県の根尾谷淡墨桜でも、遅咲きの桜に合わせて夜間ライトアップが行われます。関西では、滋賀県の海津大崎でも日没後に湖面を照らす柔らかい光が桜を引き立て、ロマンチックな雰囲気を演出します。これらのスポットは人混みも比較的少なく、ゆったりと夜桜を楽しめる穴場です。
防寒対策ばっちりで楽しむ夜桜コーデ
夜桜観賞は、日中とは違って気温が下がるため、防寒対策が重要です。特に4月後半は昼間暖かくても、夜は10度を下回ることもあるため、油断は禁物。おすすめのコーデは、春らしいカラーのニットやストールに、しっかりとしたアウターをプラスした重ね着スタイル。足元もスニーカーやブーツなど、防寒と歩きやすさを兼ね備えたものを選びましょう。
また、カイロを持っていくと安心です。座って桜を楽しむ場合は、ひざ掛けやブランケットがあると快適に過ごせます。春らしいパステルカラーのアイテムを取り入れると、写真映えも抜群。せっかくの夜桜デートやお出かけ、寒さで台無しにならないよう、しっかり準備しておきましょう。
夜桜写真の上手な撮り方テクニック
夜桜を撮影するときは、暗さやライトの色味に注意が必要です。スマホでもきれいに撮るためには、まず「ナイトモード」や「夜景モード」を活用しましょう。また、光が強すぎる場所では露出を下げて、桜の色を飛ばさないようにするのがコツです。桜とライトを一緒に撮る場合は、逆光を活かすような構図にすると幻想的な雰囲気が出ます。
さらに、地面に落ちた花びらや、水面に映る桜をフレームに入れることで、深みのある一枚になります。人物を入れるときは、少し手前に立ってもらい、背景のライトアップされた桜をぼかすとドラマチックな雰囲気に。三脚やスタビライザーがあると手ブレも防げて安心です。少しの工夫で、インスタ映えする素敵な夜桜写真が撮れますよ。
昼と夜の二度楽しむお花見モデルコース
夜桜の魅力を最大限に楽しむなら、昼と夜の両方をセットにしたお花見モデルコースがおすすめです。たとえば、午前中にその土地の観光スポットやカフェを巡り、午後に公園でのんびり桜を楽しんだ後、日が暮れる頃にライトアップされた夜桜へと移動する流れです。
長野県の高遠城址公園なら、日中は城址内を散策して、桜の名所を存分に堪能。近くの温泉施設で夕方にリラックスし、夜は幻想的な夜桜を満喫するというコースが人気です。また、青森県の弘前公園でも、昼はお堀周りの屋台グルメを楽しみ、夜はゆっくりと外堀の花筏とライトアップを楽しむのが定番ルートです。一日を通して桜の表情を存分に楽しめる、贅沢なプランをぜひ体験してみてください。
地元グルメと一緒に楽しむ夜桜スポット
夜桜観賞の醍醐味の一つが、地元グルメとのコラボです。例えば、弘前公園では地元のりんごを使ったスイーツや、お酒のおつまみにぴったりなB級グルメが屋台で楽しめます。温かい汁物や串焼きなど、寒い夜にはぴったりの食べ物が勢ぞろい。お腹も心も温まりながら、桜を堪能できます。
関西では、奈良の吉野山で夜桜を楽しみながら、柿の葉寿司や葛餅を味わうのも風情があります。ライトアップされる寺社の前で食べるグルメは、まさに非日常の贅沢。持ち帰り可能な桜スイーツも人気で、お土産としても喜ばれます。地元グルメを片手に、桜のもとで春の味覚と風景を同時に味わう…そんな時間をぜひ体験してみてください。
花見以外でも春満喫!4月後半のおすすめアウトドア
チューリップやネモフィラの名所紹介
桜のシーズンが終わっても、春はまだまだ花の見どころが満載です。特に4月後半からはチューリップやネモフィラが最盛期を迎えます。チューリップで有名な場所といえば、千葉県の「佐倉ふるさと広場」。風車を背景に約60万本の色とりどりのチューリップが広がり、まるでオランダの風景のよう。ネモフィラの名所としては茨城県の「国営ひたち海浜公園」が圧巻です。青空と地平線まで続くネモフィラの青が一体となる景色は、言葉を失うほどの絶景。
また、富山県の「となみチューリップフェア」や大阪の「大阪舞洲シーサイドパーク」なども、家族連れやカップルに人気のスポット。チューリップやネモフィラは、桜よりも花期が長く、連休にも重なるため、GWのお出かけにもぴったりです。
春の味覚が楽しめる道の駅特集
春といえば、食も楽しみの一つ。特にこの季節は、タケノコ、山菜、いちごなど、旬の味覚が勢ぞろいします。道の駅はその土地ならではのグルメや特産品を気軽に味わえる場所。例えば、山梨県の「道の駅どうし」では、採れたての山菜やタケノコを使った天ぷらやご飯が味わえます。
また、静岡の「道の駅伊豆のへそ」では、甘酸っぱい完熟いちごのスイーツや、新鮮ないちごの直売が人気。道の駅はドライブ中の休憩にもぴったりで、無料で楽しめる足湯や地元工芸品の展示など、見どころも満載です。各地で春のフェアが開催されているので、旅の目的地としてもおすすめです。
自然の中でリフレッシュできるハイキングコース
新緑がまぶしい4月後半は、自然の中で体を動かすのにも絶好の季節です。軽いハイキングやウォーキングは、運動不足の解消にもぴったり。関東では「高尾山」や「奥多摩」の散策コースが人気で、新緑のトンネルの中を歩く気持ち良さは格別です。関西では「箕面公園」や「六甲山」のコースが整備されており、初心者でも安心して登れます。
登山の途中で見つける春の花や、鳥のさえずり、山頂からの景色など、自然の中で五感がリフレッシュされる感覚はとても貴重です。最近では“山ごはん”を楽しむ人も増えており、おにぎりやカップスープなどを持参して山頂でランチを楽しむスタイルも人気です。汗をかいて、新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込めば、心も体もスッキリしますよ。
親子で楽しめる体験イベント
春は親子でのお出かけにもぴったりの季節。特に農業体験やクラフト教室など、子どもが夢中になれるイベントが各地で開催されています。たとえば、埼玉の「こども動物自然公園」では、動物とのふれあいや、搾乳・エサやり体験ができるほか、土を使った陶芸体験や、自然の素材を使ったアクセサリー作りもあります。
また、長野県の「アグリながぬま」などでは、いちご狩り体験や野菜の収穫体験が人気。子どもたちにとっては食育にもつながり、親にとっては思い出作りの絶好のチャンスです。道の駅や観光農園ではこうした体験型イベントが多く、予約も可能なところが多いので、連休のお出かけにぴったりです。
ドライブしながら楽しむ花回廊ルート
桜、チューリップ、菜の花、ネモフィラ……春は花のリレーが続く季節。そんな花々を一気に楽しむには、ドライブが最適です。たとえば、長野県から山梨県にかけての「花回廊ルート」は、4月後半から5月にかけて見頃の花が続き、車窓からも絶景が楽しめます。
関西では、兵庫県の「淡路花さじき」から「明石海峡大橋」へのルートが人気。広大な花畑と海を一望できる道は、まさに“走るだけで癒される”ドライブルートです。花の香りが漂う道を、好きな音楽と共にのんびり走る時間は、忙しい日常を忘れさせてくれるひとときです。
途中で道の駅や展望台に立ち寄ったり、温泉地に寄り道したりと、自由な楽しみ方ができるのもドライブの魅力。ぜひ、春だけの贅沢なドライブ旅を計画してみてください。
まとめ:桜だけじゃない!4月後半は“もう一つの春”を楽しむチャンス
4月後半、「もう桜は終わった」と思ってしまう人も多いかもしれません。でも実は、これからが見頃となる遅咲きの桜や、葉桜、花びらの舞い散る風景、さらにはネモフィラやチューリップなど、春の彩りはまだまだ続いています。
混雑を避けて穴場でのんびり過ごしたり、夜桜を静かに眺めたり、花見以外にもアウトドアやグルメなど、春を楽しむ方法はたくさんあります。
今年の春は、ちょっと視点を変えて「もう一歩深く楽しむ春」を体験してみませんか?見逃しがちな“4月後半の魅力”をたっぷりと味わうことで、春の満足度はきっと何倍にも膨らむはずです。