ノースフェースをネットで買おうとすると、まず悩むのがサイズ感です。Mを選んだのに袖が余ったり、Sにしたら中に着込めなかったり。
レビューも「大きい」「ちょうどいい」と割れていて、結局よくわからないまま購入ボタンを押しそうになりますよね。この記事では、モデルごとの特徴に振り回されず、自分の体型と目的に合わせてサイズを決める手順をまとめました。

手持ち服の実寸を使うので、店舗で試着できない状況でも判断しやすくなります。
この記事でわかること
- ノースフェースのサイズ感がブレる理由と、最初に決めるべき基準
- 身幅・着丈・裄丈を使った、失敗しにくいサイズ選びの手順
- 身長帯×体型×目的で選べる、S/M/Lの早見表の考え方
- ヌプシ・バルトロ・マウンテン系など定番モデルのサイズのクセ
- USモデルと日本モデルの違い、レビューを読み解くコツ
メンズのノースフェース、サイズ感はこう考える
ノースフェースは「同じMでも商品によって全然ちがう」と感じやすいブランドです。理由は、街着よりも機能性を優先した設計が多く、重ね着や動きやすさを前提にした作りになっているから。
ここでは、買う前に決めておくべきサイズの考え方と、見るべき寸法の優先順位を整理します。ネット購入でも迷いが減ります。
サイズ感がブレる理由は「モデル・シルエット・用途」
ノースフェースのサイズ感が読みづらい最大の原因は、商品名が似ていても「想定シーン」がちがう点です。たとえばアウターでも、雨風を防ぐシェル、保温が主役のダウン、中間着のフリースでは、同じサイズ表記でも余裕の取り方が変わります。
さらに、レギュラーフィット・リラックスフィットのようにシルエット設計が分かれていると、身幅の差がはっきり出ます。
もう一つは「重ね着前提」です。アウトドア寄りのモデルほど、中にフリースや薄手ダウンを着ても窮屈にならないよう身幅や腕まわりに余裕を持たせます。その結果、街着としては「思ったより大きい」に転びやすいわけです。
購入前は、まず商品ページで次の3点を拾うとブレが減ります。
- どの季節・どの用途の想定か(街/山/通勤など)
- フィット表記があるか(レギュラー、リラックスなど)
- 着用画像で肩線が落ちているか(オーバー寄りのサイン)

「ヌプシは短め&横広、シェルは中に着込む余裕、トップスは意外と普通」この感覚を先に持つと失敗しにくいです。
「ジャスト」「普通にゆとり」「オーバー」を先に決める
サイズ選びで迷う人ほど、実は“ゴール”が曖昧になりがちです。ノースフェースは人気ゆえに着こなしの幅が広く、同じアイテムでもジャストでスッキリ着る人もいれば、あえて大きめでストリート寄りに着る人もいます。なので最初に「どの着方がしたいか」を決めるのが近道です。
目安はこうなります。
- ジャスト:中はTシャツ〜薄手まで、肩が合って袖が余らない
- 普通にゆとり:スウェットを中に着ても苦しくない、街でも自然
- オーバー:肩が落ちる、身幅が余る、見た目重視でレイヤード向き
ここで大事なのは「アウターほど1サイズ上げたくなる罠」です。見た目は良くても、着丈が伸びすぎるとだらしなく見えたり、袖が手の甲を覆って作業しづらくなったりします。
逆に、ジャスト狙いで下げすぎると、腕を上げたときに突っ張りやすい。迷ったら「普通にゆとり」を基準にし、コーデの方向性で微調整するのが安定です。
決め方のコツ
- 通勤でも着る? → 「普通にゆとり」が無難
- 写真映え・レイヤード重視? → 「オーバー」寄せ
- すっきり見せたい? → 「ジャスト」寄せ(ただし動きやすさ確認)
まず見るべき寸法はこの3つ(身幅・着丈・裄丈)
ネット購入での勝率を上げるなら、サイズ表の全項目を眺めるより「優先順位」を固定したほうが早いです。おすすめは、身幅→着丈→裄丈(ゆきたけ)の順。理由は、見た目の印象と快適さに直結しやすいからです。
- 身幅:ゆとり感を決める中心。太って見える/窮屈の原因になりやすい
- 着丈:短いと寒い・長いと野暮ったい。特に短丈ダウンで差が出る
- 裄丈:肩幅+袖丈の合算。長すぎると手が隠れ、短いとツンツルテン
比較のコツは「手持ちの服の実寸」と照らすことです。
たとえば、いま一番しっくり来ているアウターの身幅が58cmなら、次に買うノースフェースも近い数値を狙うと外しにくい。モデルで誤差は出ますが、レビューより確実です。
| 優先度 | 見る寸法 | 失敗しやすい例 | 回避の考え方 |
|---|---|---|---|
| 1 | 身幅 | 思ったよりダボい/窮屈 | 手持ちの“お気に入り”基準で近づける |
| 2 | 着丈 | 長すぎて野暮/短すぎて寒い | 短丈モデルは特に要確認 |
| 3 | 裄丈 | 袖が余る/動くと突っ張る | 長めなら手首が隠れる程度まで |

「サイズ表が同じでも、身幅が2cm違うだけで体感は別物」アウターは特にこの差が出ます。
失敗しないための基本ルール
ノースフェースのサイズ選びは、感覚で決めるほど外しやすくなります。レビューだけだと「自分と体型が違う人の感想」に引っ張られやすいからです。
ここでは、ネット購入でも精度が上がる“手順”をまとめます。やることはシンプルで、公式サイズ表を正しく読む、手持ち服で実寸比較する、中に着るものから逆算する。この3つで失敗がぐっと減ります。
公式サイズ表の読み方(cmの見方と注意点)
まず前提として、ノースフェースのサイズ表は「着用者の体型」ではなく「商品の寸法」です。ここを混同すると、Mを選んだのに大きい・小さいが起きます。
確認するのは主に、身幅・着丈・裄丈。肩幅や袖丈が載っている場合もありますが、裄丈があるならそちらが便利です。
注意点は2つあります。
1つ目は、同じ商品でも年式や仕様変更で寸法が微妙に変わること。商品ページのサイズ表は“その販売ページの数値”を信じるのが基本です。
2つ目は、素材や中綿量で着たときの体感が変わる点。ダウンは数字が同じでも、ふくらみで身幅が小さく感じることがあります。
サイズ表を見て「Mだから普段通りでいいや」と決めるより、次のように数字を読んでください。
- 身幅:自分の好みのゆとりに合うか
- 着丈:腰回りまで隠すか、短丈で止めるか
- 裄丈:手首が隠れるか、長すぎないか
手持ち服で測るとズレない、測り方のコツ
ネット購入の最適解は、手持ちの“お気に入り”を基準にすることです。ブランド比較よりも確実で、レビューよりもブレません。メジャー1本でできます。
測り方はざっくりこの通り。
- 身幅:脇の下あたりを左右一直線で測る
- 着丈:襟の付け根(背中側の中心)から裾まで
- 裄丈:首の付け根中心→肩→袖先まで(難しければ「袖丈+肩幅の半分」を目安に)
ポイントは「似た用途の服」を測ること。ダウンを買うなら手持ちの冬アウター、シェルを買うなら薄手ジャケット、トップスなら普段のスウェット。Tシャツ基準でダウンを選ぶと、当然ズレます。
よくある失敗は「身幅だけ合わせて着丈が長すぎる」パターン。特にオーバー寄せでサイズを上げると、身幅は狙い通りでも着丈が伸びてバランスが崩れます。なので、基準服の寸法と照らすときはこの順番が安定です。
- 身幅:±2cm以内なら近い
- 着丈:短丈モデルは±1〜2cmでも印象が変わる
- 裄丈:長めなら許容、短いと戻せない
| 測った服の寸法 | 近いと感じやすい購入候補 |
|---|---|
| 身幅56cm | 54〜58cmあたり |
| 着丈66cm | 64〜68cmあたり |
| 裄丈86cm | 84〜88cmあたり |

数値は目安ですが、この「許容幅」の感覚を持つと一気に選びやすくなります。
中に着るものから逆算(Tシャツ/スウェット/インナーダウン)
最後に効くのが「中に何を着るか」から逆算する方法です。ノースフェースは重ね着前提のものも多いので、ここを決めるとサイズが自然に絞れます。
たとえば冬の定番パターンはこの3段階です。
- 軽め:Tシャツ+アウター(街で短時間)
- 普通:Tシャツ+スウェット+アウター(通勤・街のメイン)
- 防寒:Tシャツ+フリースor薄手ダウン+アウター(寒冷地や長時間)
「普通」で着たいのにジャスト狙いでサイズを下げると、腕が上がらない・肩が張るが起きやすいです。逆に、Tシャツ一枚で着るだけなのに大きめを選ぶと、首元や裾から風が入りやすくなり、暖かさも落ちます。見た目だけでなく、体感温度にも響きます。
迷ったときの判断基準
- 冬にスウェットを中に着たい → 普段サイズか、モデルによっては1つ上
- Tシャツ中心でスッキリ着たい → 普段サイズか1つ下(ただし裄丈と肩の動き確認)
- 旅行やアウトドア寄りで着込みたい → 「普通にゆとり」以上を優先

「サイズを上げれば暖かい」とは限りません。風が入ると冷えるので、首・袖・裾のフィットも見ておくと安心です。
【体型×目的】おすすめサイズ早見表
サイズ表や実寸の見方がわかっても、最後に迷うのが「結局S/M/Lどれ?」という部分です。ここでは、メンズで悩みがちな身長帯を3つに分け、さらに体型(細身・標準・がっちり)と目的(ジャスト/普通にゆとり/オーバー)で選びやすい早見表にまとめます。

ネットで買う前の最終チェックとして使ってください。
身長160〜169cmの目安(細身・標準・がっちり)
この身長帯は「Sが基本」になりやすい一方、アイテムによってはMが自然に見えることもあります。特にアウターは着丈が長くなりすぎるとバランスが崩れやすいので、身幅より着丈に注意すると失敗が減ります。
細身の人がMにすると、肩が落ちすぎて“服に着られている感”が出やすい点も押さえておきたいところです。
| 体型\目的 | ジャスト | 普通にゆとり | オーバー |
|---|---|---|---|
| 細身 | S | S〜M | M |
| 標準 | S | M | M〜L |
| がっちり | M | M | L |
目安の使い方のコツは「上げるなら一度、着丈を確認」です。身幅だけ見てMを選ぶと、袖も着丈も伸びて一気に大きく見えることがあります。
短丈ダウン(ヌプシ系)ならMでもまとまりやすい、シェル系は着丈が伸びやすい、と覚えておくと調整しやすいです。
身長170〜179cmの目安(細身・標準・がっちり)
いちばん購入者が多いゾーンで、レビューも豊富ですが、そのぶん意見が割れます。理由は簡単で、同じ170台でも肩幅・胸板・腹回りで体感が変わり、さらに「街着でスッキリ」か「ストリート寄り」かでも選び方が変わるからです。
この身長帯は「Mが中心」で、そこから上下させると整理しやすいです。
| 体型\目的 | ジャスト | 普通にゆとり | オーバー |
|---|---|---|---|
| 細身 | S〜M | M | L |
| 標準 | M | M〜L | L |
| がっちり | M〜L | L | XL |
ここでの落とし穴は「標準体型でも、アウターをLにすると袖が余りやすい」こと。肩幅がそこまで広くない人は、Lにした瞬間に手の甲まで袖が落ちて、見た目がだるく見えるケースがあります。
逆に胸板が厚い・腕が太い人はMだと動かしづらいことがあるので、裄丈と腕まわりの余裕を優先すると納得しやすいです。

172cm前後で迷う人は「M基準→着丈が長いならS寄り、肩腕がきついならL寄り」が判断しやすいです。
身長180cm以上の目安(細身・標準・がっちり)
180cmを超えると、今度は「着丈と裄丈が足りない」問題が出やすくなります。身幅はMでも足りるのに、袖が短い、腰が出る、といった不満が起きがちです。
この身長帯はLを基準に、細身ならMも視野、がっちりならXLも現実的、という考え方が安定します。
| 体型\目的 | ジャスト | 普通にゆとり | オーバー |
|---|---|---|---|
| 細身 | M〜L | L | XL |
| 標準 | L | L〜XL | XL |
| がっちり | XL | XL | XXL(展開があれば) |
ここでもポイントは「見た目より機能面」。袖が短いと腕を上げたときに突っ張りやすく、冬は手首が冷えます。ダウンは中綿で動きが制限されやすいので、ジャスト狙いでも裄丈と肩周りだけは余裕を確保したいところです。
早見表を使う前の最終チェック
- 中にスウェットを着たい → 「普通にゆとり」列を選ぶ
- 肩幅が広め・腕が太め → 体型を「がっちり」寄りで判断
- だらしなく見せたくない → オーバーでも着丈が伸びすぎないか確認
- 迷ったら身幅優先、ただし着丈が長いと感じたら1サイズ戻す
定番アウター別のサイズ感と選び方
ノースフェースでサイズ感の悩みが一番出やすいのは、やはりアウターです。理由は、中に着るものの厚みで体感が変わりやすく、さらにモデルごとに「短丈」「中に着込む前提」「街でも山でも」など設計思想が違うから。
ここでは定番3タイプに絞って、サイズで失敗しがちなポイントと、選び方のコツを具体的に整理します。
ヌプシジャケット:短丈×身幅広めの特徴とサイズのコツ
ヌプシ系は「丈が短めで、身幅は広め」に感じやすい代表格です。つまり、同じMでも“横にゆったり、縦はスッキリ”になりやすい。ここを理解していないと、普段の感覚でワンサイズ上げたときに、身幅は好みでも袖が余って見えたり、肩が落ちすぎて野暮ったくなったりします。
逆に、ジャスト狙いで下げると、丈はさらに短くなり、座ったときに背中が出たり、インナーがはみ出して気になることもあります。
選び方の基本は「ヌプシは身幅で合わせて、丈は割り切る」。腰回りまでしっかり隠したい人は、ヌプシで解決しようとせず、別モデル(丈が出るタイプ)を選んだほうが満足度が高いです。
街着でバランス良く見せたいなら、まずは普段サイズを基準にし、オーバーを狙う場合でも“1サイズ上げる前に裄丈と肩落ち”を必ず確認します。
さらにヌプシは、中に厚手スウェットを着ると「身幅は余るのに、腕まわりが少し動かしづらい」と感じる人もいます。数値上は大きいのに、ダウンの膨らみで動きが制限されるからです。
なので試着できない場合は、手持ちアウターの身幅に近いサイズを選びつつ、腕を前に出す動作を想定して裄丈が短すぎないかを見るのがコツです。
- 街でスッキリ:普段サイズ寄り(丈短め前提で)
- スウェットを中に:普段サイズ〜1サイズ上(ただし袖の余り注意)
- オーバー狙い:身幅より「肩落ち」と「袖の長さ」で判断
バルトロライトジャケット:中に着込む前提での選び方
バルトロ系は防寒力の高さが魅力ですが、サイズ選びは「中に何を着るか」でほぼ決まります。Tシャツの上に羽織るだけならジャストでも成立しますが、現実的には冬にスウェットやニットを中に入れる人が多いはず。
その場合、ジャスト過ぎるサイズを選ぶと肩や脇が突っ張り、腕を上げたときに窮屈になりやすいです。暖かいのに疲れる、という残念な状態になりがちです。
一方で、単純にサイズを上げると今度は袖が余りやすくなります。特に身長170台前半〜中盤でLにすると、見た目が「急にだるい」方向へ振れるケースが出ます。
そこでおすすめは、次の順で判断することです。まず“普通にゆとり”を基準にして、肩・腕の可動域が確保できるかを優先し、着丈と袖が過剰に伸びていないかで微調整します。
バルトロは見た目が立体的なので、身幅が少し余る程度ならシルエットが崩れにくい反面、袖の余りはかなり目立ちます。
また、インナーに厚手を入れる人ほど「首回りのフィット」も重要です。サイズが大きすぎると首元に隙間ができて風が入り、体感が落ちることがあります。
暖かさを狙って上げたのに冷える、という逆転が起きるので、サイズアップは“必要最小限”が正解になりやすいです。
- 中は薄手中心:普段サイズで整うことが多い
- 中にスウェット・ニット:普段サイズ〜1サイズ上(袖が長すぎないか必須)
- 肩幅広め・胸板厚め:上げる価値が出やすい(可動域優先)
マウンテンジャケット/マウンテンライト
マウンテン系(シェル系)は「中に着込む設計」が強く出やすいカテゴリです。つまり、冬はフリースや薄手ダウンを挟む前提で、身幅や腕まわりに余裕が出ることがあります。
街でTシャツの上に着ると「思ったより大きい」と感じる人が多いのはこのためです。反対に、冬のレイヤリング込みで考えるなら、その余裕がちょうど良さになります。
街着メインなら、まずは“普通にゆとり”より少しスッキリ寄りで成立させるのがコツです。具体的には、手持ちの薄手ジャケットの身幅に近い数値を狙い、着丈が長すぎないかを確認します。
特にシェルは丈が伸びるとコートっぽく見えることがあり、カジュアルに着たい人ほど違和感が出やすいです。逆にアウトドア寄り(中にフリース+インナーダウンも想定)なら、無理に下げず、腕を上げても突っ張らないサイズを優先します。
マウンテン系での失敗あるあるは「身幅はいいのに、裄丈だけ足りない/余る」です。シェルは生地が硬めな分、袖が短いと動作が制限されやすい一方、長すぎると手元が邪魔になりやすい。
迷ったら裄丈はやや長め寄りにしつつ、袖口の調整(ベルクロ等)で収める発想が扱いやすいです。
- 街着メイン:普段サイズ or 1サイズ下(中に厚手を入れない前提)
- レイヤリング前提:普段サイズ(中間着の厚みを想定)
- アウトドア強め:動きやすさ優先で上げる判断もあり(ただし着丈確認)
トップス別のサイズ感と選び方
アウターほどではないものの、トップスも「シリーズでシルエットが違う」ので油断するとズレます。特にTシャツは肩幅と身幅の設計差が出やすく、スウェットやパーカーは着丈の長さで“部屋着っぽさ”が出ることもあります。
ここではトップスを3カテゴリに分けて、見た目と着心地の両方で失敗しにくい選び方をまとめます。
Tシャツ:肩幅・身幅の差が出やすいポイント
ノースフェースのTシャツは、モデルによって「意外と普通」なものと「今っぽくゆったり」なものが混在します。同じM表記でも、肩線の位置が違うと見え方が一気に変わります。
ネット購入で迷ったら、まず“肩が合うか”を最優先に見るのがコツです。肩が落ちすぎるとオーバー寄りに見え、肩がきついと体が大きく見えやすいからです。
次に見るのが身幅。身幅が広すぎると、胸〜腹のラインが四角くなり、体型が大きく見えることがあります。逆に細身すぎると、腕を下ろしたときに脇のあたりが突っ張ってシワが出やすい。Tシャツは薄いぶん、ちょっとした窮屈さが見た目に出ます。
おすすめの考え方は「手持ちの一軍Tシャツの身幅・着丈に寄せる」こと。ノースフェースに限らず、Tシャツの快適ゾーンは人によって決まっているので、そこから外さないのが正解です。
オーバーを狙う場合でも、着丈を伸ばしすぎるとだらっと見えるので、身幅だけ増やして丈は増やしすぎないのが街着では扱いやすいです。
- きれいめ寄り:肩が合うサイズを優先(普段サイズ基準)
- リラックス寄り:身幅に余裕、着丈はほどほど
- 迷ったら:レビューより実寸(身幅・肩幅)で判断
スウェット/パーカー:リラックス感とだらしなさの境界
スウェットやパーカーは、Tシャツ以上に「着丈」が印象を左右します。身幅がゆったりでも着丈が適正なら今っぽいのに、着丈まで伸びると一気に部屋着っぽく見える。この境界を越えないのがサイズ選びのポイントです。
ノースフェースのスウェットは、アウトドアブランドらしく動きやすさを確保した設計が多く、腕まわりに余裕があるモデルもあります。そのため、普段サイズで“普通にゆとり”になりやすい。
ここでオーバー狙いで1サイズ上げると、袖が長くなり手元がもたつくケースが出ます。パーカーはフードの重みもあるので、大きすぎると後ろに引っ張られて首回りが崩れることもあります。
サイズを決めるときは、次の順番がおすすめです。
- 着丈:腰骨〜ヒップ上あたりで止まるか
- 身幅:インナーを着ても窮屈にならないか
- 裄丈:袖が手の甲を覆いすぎないか
| 狙い | サイズ選びの考え方 | ありがちな失敗 |
|---|---|---|
| すっきり | 普段サイズ〜1サイズ下 | 腕が突っ張る |
| 普通にゆとり | 普段サイズ | なし(安定) |
| オーバー | 1サイズ上+着丈確認 | 着丈・袖が長すぎる |

街着で長く使うなら、まず普段サイズで“普通にゆとり”を作り、オーバーはモデル選び(元からゆったり設計のもの)で調整する方が失敗しにくいです。
フリース:ミドルレイヤー前提のサイズ選び
フリースは「単体で着る」より「アウターの中に着る」用途が強く、サイズ感の正解が目的で変わります。ミドルレイヤーとして使うなら、厚みが出るので身幅を取りすぎないほうが重ね着しやすい。一方、街でアウター代わりに羽織りたいなら、適度にゆとりがあったほうが様になります。
ミドルレイヤー目的の人は、普段サイズを基準にして“普通にゆとり”程度に収めるのがおすすめです。ここで大きすぎると、上に着るシェルやダウンの内側でモコモコして動きにくくなります。
逆に小さすぎると、中に着たTシャツやロンTの腕が引っかかってストレスになります。
街着メインなら、フリースは身幅に少し余裕があるほうが雰囲気が出ます。ただし、着丈が長いモデルだと野暮ったく見えることもあるので、パンツの太さと合わせてバランスを取ると失敗が減ります。
細身パンツ中心ならスッキリ寄り、ワイドパンツ中心なら少しゆったり寄り、が合わせやすいです。
- ミドルレイヤー:普段サイズ基準(身幅取りすぎない)
- 街の羽織:普段サイズ〜1サイズ上(着丈と袖を要確認)
- シェルの中に着る:着丈が長すぎない方が収まりやすい

フリースは「中に入れるならジャスト寄り、外で主役ならゆとり寄り」。用途が決まるとサイズも決まります。
USモデル(海外規格)と日本モデルの違い
ノースフェースでサイズ選びを難しくしている大きな要因が「USモデル(海外規格)」と「日本モデル(国内向け)」の混在です。
ネットでは並行輸入品も多く、商品名や写真だけで買うと、届いた瞬間に「袖が長い」「着丈が想像より下まで来る」となりがち。ここでは、どこがどう変わりやすいのか、失敗パターン、見分けの考え方をまとめます。
どこが大きくなる?(着丈・袖丈・身幅)
ざっくり言うと、USモデルは日本モデルに比べて「全体的に大きめ」になりやすいです。特に差が出やすいのが、着丈と袖(裄丈)。日本人の体型だと、身幅よりも“袖の長さ”で違和感が出ることが多いです。
腕が余って手元がもたつく、見た目がだるくなる、作業しづらい、という形で表れます。
一方で、身幅だけが極端に大きいとは限りません。モデルによっては身幅はそこそこでも、着丈と袖が伸びるケースもあるので「US=幅が太い」と決めつけるとズレます。なので判断はこの順番が安定です。
- 裄丈(袖が長すぎないか)
- 着丈(腰〜尻のどこまで来るか)
- 身幅(ダボつきが許容範囲か)
目安としては、USモデルは“同じ表記サイズでもワンサイズ分大きく感じる”ことが多く、Sでも日本のM寄りに感じる人がいます。

とはいえ断定は禁物なので、商品ページに実寸があるなら必ず確認し、手持ち服の実寸と照らすのが一番安全です。
並行輸入でよくある失敗パターン
並行輸入の失敗は「サイズ表記の錯覚」から始まります。よくあるのは次の3つです。
- 「Mを買ったのにやたら大きい」
→ USのMを選んでいて、着丈・袖が長すぎた - 「レビューでは小さめと書いてあった」
→ そのレビューが“日本モデルの話”で、別物だった - 「写真はちょうど良さそうだった」
→ モデルが高身長で、同じサイズでも見え方が違った
ここで注意したいのが、ネット上には「USモデルをあえてオーバーで着る」人の投稿も多いこと。真似すると、思った以上に大きくなりやすいです。

街着でオーバーを狙うなら、最初からリラックスフィットの日本モデルを選ぶ方が、袖や丈の破綻が起きにくいケースもあります。
型番・商品名で見分けるときのチェック点
ネット購入では、販売ページの情報がバラつくので「どれがUSでどれが日本?」が見えにくいことがあります。確実なのは“そのページのサイズ表(cm)を見る”ことですが、補助的に以下の見方をすると事故率が下がります。
- 日本の正規取扱い品は、国内の正規販売店の表記・タグ情報が明確なことが多い
- 並行輸入品は、サイズ表が「S/M/L」だけでcmが薄い、またはUS表記が前面に出ていることがある
- 商品名が同じでも、仕様(ポケット配置・ロゴ位置・素材表記)が違う場合がある
ただし、型番や流通の話は販売店の書き方に左右されるので、最終的には「実寸が自分の基準に合うか」で判断するのが堅いです。USか日本かを当てにいくより、数字で合わせる。ここに戻るとミスが減ります。

「USだから1サイズ下げる」で当たることもありますが、外れると痛いので“裄丈と着丈”の確認が先です。
口コミが割れるときの読み解き方
ノースフェースのサイズ感はレビューが多い反面、「大きい」「ちょうどいい」「小さめ」と意見が真っ二つに割れることも珍しくありません。ここでレビューを鵜呑みにすると、サイズ選びが迷路になります。
大事なのは、言葉の意味を分解して、自分に近い条件のレビューだけを拾うこと。読み方のコツを押さえると、レビューはかなり強い味方になります。
「デカい」の意味は人によって違う(着丈?身幅?)
レビューで一番危険なのが「デカい」「大きめ」という一言です。人によって、何が大きいと感じたのかが違うからです。たとえば、同じ「大きい」でもパターンはこんなに分かれます。
- 身幅が広くてダボつく=横が大きい
- 着丈が長くて野暮ったい=縦が大きい
- 袖(裄丈)が長くて手が隠れる=腕が大きい
- 肩が落ちている=シルエット設計がゆったり
つまり「大きい」の内訳を読まずにサイズだけ真似すると事故ります。レビューを見るときは、文章の中に「袖が余る」「丈が長い」「身幅が広い」「肩が落ちる」などの具体表現があるものだけを優先すると精度が上がります。

逆に「大きいけど良かった」だけのレビューは、判断材料としては弱めです。
参考にすべきレビューの条件(身長・体重・着用サイズ)
レビューを使うなら、「自分に近い人」を探すのが王道です。ただし、身長と体重だけでは足りません。サイズ感に効くのは、肩幅・胸板・腹回り、そして“何の上に着たか”です。なので、参考になるレビューの条件を優先順位で並べるとこうなります。
1)自分と身長が近い(±3cmくらい)
2)体重も近い(±5kgくらい)
3)体型の特徴が近い(肩広め、細身、がっちり等の記述あり)
4)着用シーンが近い(街着、通勤、アウトドア)
5)中に着たものが書いてある(スウェット、フリースなど)
さらに、レビューで「購入サイズ」と「普段着ているサイズ」が書かれている人は信頼度が上がります。例えば「ユニクロはM、ノースはSにした」みたいな比較があると、自分の普段サイズに置き換えやすいからです。
| レビューの書き方 | 信頼度 | 理由 |
|---|---|---|
| 身長体重+体型+中に着たものまで記載 | 高い | 自分に置き換えやすい |
| 身長体重だけ記載 | 中くらい | 体型差でブレる |
| 「大きい」「最高」だけ | 低め | 根拠がなく再現できない |
返品前提で買うなら押さえるべきポイント
どうしても迷うときは、返品前提で買うのも現実的です。ただし、その場合でも“チェックする順番”を決めておくと、試着後の判断がブレません。到着したら次の順で確認すると、短時間で結論が出ます。
- 肩:肩線が落ちすぎていないか、きつくないか
- 裄丈:手首が隠れるか、手の甲を覆いすぎないか
- 着丈:立ったときと座ったときで、背中や腰が出ないか
- 身幅:鏡で横姿を見て、太って見えないか
- 中に着る想定の服で着てみる:スウェットやフリースで確認
ここで意外と見落とすのが「動き」です。腕を前に出す、万歳する、しゃがむ。これで突っ張るなら、数字上は合っていても実用性が落ちます。逆に少し余る程度なら、袖口や裾の調整で収まることも多いので、短い・きついよりはまだ救いがあります。

試着は“静止”より“動作”。アウターは特に、動いて問題ないサイズが当たりです。
まとめ
ノースフェースのメンズサイズ感は「同じMでもモデルで別物」になりやすく、感覚だけで選ぶと失敗しがちです。
まずは狙いをジャスト・普通にゆとり・オーバーのどれにするか決め、身幅→着丈→裄丈の順で数字を確認すると迷いが減ります。
手持ちの“いちばんしっくりくる服”を実寸で測り、近い数値のサイズを選ぶのがネット購入では最強です。定番アウターはヌプシが短丈×身幅広め、バルトロは着込み前提、マウンテン系はレイヤリング前提になりやすい点も押さえたいところ。
USモデルは袖と着丈が伸びやすいので、表記より実寸を優先し、レビューは「何が大きいのか」まで読み解くと当たりに近づきます。

購入前にチェック手順を作っておけば、返品の手間も減り、納得の一着にたどり着けます。

