「数年前に待乳山聖天で授かったお守り、そろそろ返したほうがいいのかな…？」
そんなふうに思いながら、正しい返納方法が分からずに迷っていませんか？お守りは、神仏とのご縁を結ぶ大切なもの。役目を終えたあとは、感謝を込めて丁寧に返納することで、心の区切りがつき、新たな運気を呼び込むとされています。
しかし実際には、「どこに返せばいい？」「郵送でもいいの？」「他の神社のお守りは？」といった疑問が浮かぶ方も多いでしょう。このページでは、待乳山聖天のお守りを正しく返納するための手順やマナー、郵送対応までわかりやすく解説しています。ぜひ、最後まで読んで神仏とのご縁を丁寧につなぎ直していきましょう。
この記事でわかること
待乳山聖天のお守りを返納する理由とベストなタイミング
現地での返納手順と必要な持ち物
郵送で返すときの送り方や注意点
他の神社のお守りを一緒に返す場合のマナー
返納後に気持ちが整う心構えと行動
待乳山聖天でのお守り返納方法とは
待乳山聖天で授かったお守りは、正式な手順で感謝を込めて返納したいものです。しかし、「返納の場所はどこ？」「時間はいつでもいいの？」など、具体的な流れがわからない方も多いはず。
ここでは、待乳山聖天でのお守り返納の方法を、初めての方でも安心して実行できるよう、詳しくご紹介します。
現地での返納の流れ（受付場所・時間）
待乳山聖天では、境内に設置された「古札納所（こさつのうしょ）」にお守りを返納します。場所は本堂に向かって右手側にあり、誰でも自由にお参りできるようになっています。
返納できる時間は、おおむね午前6時から午後4時30分まで。混雑を避けたい方は、午前中の早い時間帯が狙い目です。納所には箱が設置されており、そこに直接お守りを入れる形式で、僧侶に手渡す必要はありません。
複数のお守りをまとめて返してもいい？
「複数の年にわたって授かったお守り」「家族や友人の分のお守り」などをまとめて返納しても問題ありません。待乳山聖天では、すべてのお守りを丁寧にご供養してくださいます。
ただし、燃やせない素材（プラスチック製のキーホルダー型など）のお守りがある場合は、事前に寺務所へ相談するのがおすすめです。神聖な場所だからこそ、分別マナーも心がけたいところです。
返納にあたって必要な持ち物や費用
基本的に返納の際に特別な持ち物は不要ですが、心づけとして「お気持ち程度の金銭（100円〜500円程度）」を納所の賽銭箱に納める方が多く見られます。これにより、感謝の気持ちを形として表すことができます。
のし袋などに入れなくても問題ありませんが、「感謝」と書かれた簡単なメモを添えても丁寧です。費用として明確な料金は定められていません。
郵送で返納はできる？遠方・多忙な方のための対応
「忙しくて現地まで行けない」「遠方に住んでいて返納が難しい」――そんな悩みを抱える方のために、待乳山聖天では郵送によるお守り返納も受け付けています。
丁寧な対応と信頼のあるお寺だからこそ、遠く離れていても安心して感謝の気持ちを伝えることができます。ここでは、郵送で返納するための具体的な方法と注意点を詳しく解説します。
待乳山聖天は郵送対応しているか
はい、待乳山聖天では郵送によるお守りの返納を受け付けています。直接訪問できない方のための配慮として、全国からの返納を丁寧に対応しているのが特徴です。
公式サイトにも案内がある場合があるため、最新情報を確認するのがベストですが、基本的にはいつでも受付可能です。ただし、年末年始や特別行事期間は対応が遅れることもあるため、余裕を持った発送が望まれます。
送付先・書き方・注意点を解説
【送付先】
〒111-0032
東京都台東区浅草7-4-1
待乳山聖天（本龍院）寺務所 宛
封筒や小包の表面に「お守り返納在中」と明記すると丁寧です。中に入れるのは、
-
返納するお守り
-
任意の感謝の手紙
-
お気持ち程度の現金（100～500円）
※現金を送る場合は必ず現金書留で送る必要があります。普通郵便に現金を入れるのは郵便法違反です。
現金を添えるかどうかは任意ですが、気持ちとして包む方も多いです。
送る際に同封する手紙の例文
簡単な手紙でも気持ちが伝われば十分です。以下に例文を記載します。
拝啓
このたびは、以前お授けいただいたお守りを返納させていただきたく、郵送にてお送り申し上げます。
おかげさまで、平穏無事に過ごすことができました。
深く感謝申し上げますとともに、今後の御加護も賜れますようお願い申し上げます。敬具
印刷でも手書きでも構いませんが、丁寧な言葉遣いで書かれていればOKです。
他の神社のお守りも一緒に返納してOK？
「家にたくさんのお守りがあって、どれがどこの神社か分からない…」
「旅行先で授かったお守りも一緒に返していい？」
そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。ここでは、待乳山聖天に他の神社のお守りを一緒に返納できるのか、そしてその際に注意すべきマナーについて詳しく解説します。
基本ルールと待乳山聖天の対応
神社と寺院では、本来は「お守りは授かった場所に返納する」のが原則です。しかし、現実的にはすべての場所に返納に行くのは難しいため、多くの寺社では「他の神社や寺院のお守りも受け入れる」という柔軟な対応をしています。
待乳山聖天もその一つで、他所で授かったお守りでも丁寧に納められ、供養してもらえるケースが一般的です。ただし、公式に明記されていない場合もあるため、数が多い場合や特殊なお守り（仏像入りなど）は事前確認が安心です。
他の神社のお守りを返す場合のマナー
複数のお守りをまとめて返納する場合は、それぞれを別の袋や包みに分けると丁寧です。混ぜてしまうとどこのお守りか分かりづらくなるため、最低限の仕分けを心がけましょう。
特に「お札・破魔矢・絵馬」など大きなものと一緒にする際は、袋に「○○神社のお札」などと簡単なメモを添えておくのもおすすめです。また、できれば自分の手で納所に置く、もしくは郵送でも一言「他社のお守りも含まれています」と記載すると心遣いが伝わります。
最善の返納方法とは
理想的には、それぞれのお守りを授かった神社仏閣に返納するのが最も丁寧な方法です。しかし、物理的・時間的な制約がある現代において、それが難しいのも事実。そんなときは、信頼できる神社仏閣でまとめて供養してもらうという判断も“感謝の気持ちを大切にした返納”といえるでしょう。
大切なのは「感謝を込めて丁寧に扱う」という姿勢であり、形式以上に心が通っていることが何よりも重要です。
正しく返納することで得られる安心感
お守りの返納は、「ただのモノの処分」とは異なります。それは、神仏とのご縁を一度手放し、新たなステージへ進むための大切な儀式。正しい手順と心構えで返納することで、精神的な安心感や清々しさを得られる方が多くいます。
ここでは、返納の後に得られる心理的な効果や、より良いご縁を呼び込むためのポイントをご紹介します。
心を込めて感謝を伝える意味
お守りは、日々の生活や不安な時にそっと寄り添ってくれる存在です。願いが叶っても叶わなくても、そこには祈りとご加護があります。だからこそ、返納の際には「ありがとうございました」と心の中で伝えるだけでも、その行為に深い意味が生まれます。
感謝を形にして手放すことは、自分自身の成長や新たなご縁に繋がる第一歩でもあります。
神様とのご縁を大切にする心構え
日本の信仰は「八百万（やおよろず）の神」と呼ばれるように、多くの神々との共生を大切にしています。お守りを丁寧に扱うことは、その神様とのご縁を尊重する行為です。
使い終えたら捨てるのではなく、返すことで“ご縁を結び直す”ことができるのです。これが、日本独自の「礼の文化」であり、日常生活に調和と安心をもたらしてくれます。
返納後にすべきこと（お礼参りなど）
お守りを返納した後、「できれば一度お礼参りをする」とより丁寧な流れになります。特にご利益を感じた場合は、神様に「願いが叶いました」と伝えることで、さらなる運気の後押しにも繋がります。遠方でお参りが難しい場合は、自宅から手を合わせて感謝を述べるだけでも十分です。
大切なのは、形式ではなく「心の向き合い方」です。
お守りは返納するべき？その理由とタイミング
お守りを持っている方の中には、「このお守り、いつ返せばいいの？」「そのまま持ち続けてもいいの？」と迷う方も多いのではないでしょうか。特に待乳山聖天のような由緒ある寺社で授かったお守りなら、なおさら正しく扱いたいと思うのは自然なことです。
ここでは、お守りを返納する意味や、一般的なタイミング、そしてご利益をいただいた後の心構えについてわかりやすく解説していきます。
お守りを返すのはなぜ必要か
お守りは「願いが込められた神仏とのご縁を結ぶもの」です。そしてそのご縁は永遠ではなく、一定期間の「役目」があります。お守りを持ち続けると、「古くなった気」や「汚れた気」が溜まるとされ、神仏の加護を十分に得られなくなる可能性もあるのです。
お守りを返納することで、神仏に感謝を伝えるとともに、新たなご縁を呼び込む準備が整います。
一年で返納するのが一般的な理由
一般的にお守りの効力は「1年」とされています。これは暦が一巡し、季節や運気がひと回りするためです。新しい年を迎える前後に古いお守りを返し、新たにお守りを授かる方も多くいます。
とくに正月の初詣シーズンには、古札納所（ふるふだのうしょ）に多くの人が返納に訪れます。1年未満でも「願いが叶った」「引っ越しする」などの理由があれば、その時点で返すのも適切です。
ご利益があった場合の感謝の気持ち
「お願いが叶ったから、もうお守りはいらない」と思う方もいるかもしれません。しかし、願いが叶ったからこそ、「ありがとう」の気持ちを持ってお守りを返すのが大切です。待乳山聖天では、その感謝の心をこめて丁寧に返納することで、次なるご縁も良いものになるとされています。
返納は単なる処分ではなく、祈りと感謝の循環の一環です。
まとめ
待乳山聖天のお守りを返納するという行為は、単なる「物を返す」行動ではなく、神仏とのご縁を整える大切な儀式です。現地での返納はもちろん、郵送対応も可能なので、遠方の方や多忙な方でも感謝の気持ちを形にすることができます。
お守りの返納は、「役目を終えたお守りに感謝する」「新たな運気を迎え入れる準備をする」という意味があります。他の神社のお守りも受け入れてくれる柔軟さがあるため、まとめて整理したい方にも安心です。
返納する際には、心を込めて「ありがとう」と伝えることが何よりも大切。その一言が、次のご縁や日常の安心感へと繋がっていきます。
お守りを丁寧に扱う姿勢が、あなた自身の内面を整え、よりよい人生へと導いてくれるはずです
