パタゴニアのレトロXはおじさんっぽくてダサい?おじさんに似合う理由とコーデ例

寒くなる季節になると注目される、パタゴニアの名作アウター「レトロX」。防寒性とデザイン性の高さから毎年人気を集めていますが、一部では「おじさんっぽい」「ダサく見えるかも」といった声も見かけます。特に40代〜50代の男性にとっては、「かっこよく着こなしたいけど、若作りに見えないか心配…」という悩みもあるでしょう。

でも、実はレトロXは“おじさん世代”だからこそ似合うアイテム。着こなしのコツさえ掴めば、大人の魅力を引き出す最強アウターに変わります。

この記事では、なぜレトロXがおじさんっぽく見えるのか、そしてどのようにすれば「ダサく見えず、かっこよく着られるのか」を徹底解説。年齢別のコーディネート例やNG例も紹介しながら、今すぐ実践できるスタイリングのヒントをお届けします。

パタゴニア「レトロX」はおじさんっぽい?その理由と真相

街で見かける「レトロX」ジャケットを着た男性。年齢層が高めだと、「なんとなくおじさんっぽい…?」と感じたことはありませんか?SNS上でも「レトロX=おじさんアウター」と揶揄されることがあります。ですが、これは本当に“ダサさ”を意味するのでしょうか?

実は、レトロXの歴史やデザイン性、着こなし次第で印象は大きく変わります。ここでは、なぜそう思われがちなのか、その背景とリアルな声をもとに真相を掘り下げていきます。

レトロXが“おじさん”と言われる背景

パタゴニアのレトロXが登場したのは1990年代。ボアフリースという素材感や、レトロな配色が特徴です。当時は機能性を重視したアウトドアウェアとして支持され、今もその形は大きく変わっていません。つまり「若者向けトレンド」とは逆方向をいっているため、世代によって「懐かしい=おじさんっぽい」と映るのです。

また、1990年代にアウトドアブームを体験した世代が現在40〜50代になっていることも要因の一つ。

自然とレトロX=中年男性のイメージが強まりました。

世代による印象の違い

若い世代(20代以下)にとって、レトロXは「親世代が昔から持っていたアイテム」として映りがちです。逆に30代以上にとっては「安心感」「機能性」「長年の信頼」が魅力に感じられる傾向があります。

Z世代はビッグシルエットやストリート寄りのファッションを好む傾向があり、クラシックなレトロXの形状は少し古く見えてしまうことも。そのため、どうしても「おじさんアイテム」という印象が残りやすくなるのです。

実際にどう見える?SNSやリアルの声

X(旧Twitter)やInstagramで「レトロX おじさん」と検索すると、賛否両論の意見が見られます。

  • 「あのもこもこ、昭和感あるよね(笑)」

  • 「おじさんぽくなるかと思ったけど、サイズ感に気をつけたら全然アリ」

  • 「むしろ、おじさんが着た方がサマになると思う」

こうした声からもわかるように、着こなし次第で評価は大きく変わるのがレトロX。次章では、実際におしゃれに見せるためのポイントを解説していきます。

レトロXをおしゃれに着こなすおじさんの共通点

「レトロXを着ると、どうしても“おじさん感”が出てしまう…」そんな不安を抱える方は多いですが、実際に街を見渡せば、年齢を重ねても洗練された雰囲気を放つ男性が確かに存在します。彼らの共通点とは何なのか。ここでは、具体的な着こなしテクニックとアイテム選びのコツを紹介します。「年相応にかっこよく見せたい」「若作りと思われたくない」そんな方にこそ読んでほしい内容です。

サイズ選びとシルエットの工夫

レトロXの魅力は暖かさとボリューム感ですが、サイズ選びを間違えると“着られている感”が出てしまいがちです。おしゃれな中年男性は以下のポイントを意識しています:

  • ジャストサイズ〜ややゆとりある程度で選ぶ

  • 肩幅は合っているかを必ず確認

  • インナーが薄手でもだらしなく見えないよう丈感に注意

最近のトレンドではオーバーサイズも受け入れられていますが、40代以上は清潔感を重視した“ややコンパクトな着こなし”のほうが好印象を与えます。

パンツとのバランスも取りやすくなり、全体が引き締まります。

色の選び方で「若作り」感を消す

レトロXには豊富なカラー展開がありますが、「派手な配色=若々しい」ではありません。むしろ、40代以降が原色に近いものを選ぶと浮いてしまうことがあります。

おすすめは以下のような落ち着いた色味

ベースカラー トーンの例
ナチュラル 生成り、オフホワイト
ネイビー スモーキーブルー
ブラウン系 キャメル、ダークブラウン
グレー系 ライトグレー〜チャコール

これらの色を選ぶと、年齢に合った落ち着いた雰囲気を保ちつつ、トレンド感を失わずに着こなせます。

清潔感・年齢に合ったアイテムの選定

「おしゃれ」と「清潔感」は密接に関係しています。レトロXはボリュームがある分、インナーやパンツに“抜け”を作らないと重たくなりがちです。

以下のようなアイテム選びが◎

  • インナー:タートルネックや薄手のハイゲージニット

  • パンツ:テーパードのスラックスや細身のデニム

  • シューズ:白スニーカー or スエードローファー

また、小物も重要です。ニットキャップや眼鏡など、自分に合ったアクセントをひとつ加えるだけで“こなれ感”がアップします。

年齢別おすすめレトロXコーディネート

「レトロXって年齢によって似合う・似合わないがあるのでは?」そんな疑問を抱える方も多いはず。実は、年齢によって“似合うスタイル”の方向性は変わります。レトロXはどの世代でも着こなせるアイテムですが、大切なのは自分の年齢・体型・ライフスタイルに合った組み合わせ方を知ることです。この章では、30代後半・40代・50代それぞれに最適なコーディネート例をご紹介します。

30代後半:アウトドアMIXで“こなれ感”を演出

30代後半は、若さも残しつつ大人っぽさも求められる世代です。この年代は、アウトドア要素をうまく取り入れて“こなれ感”を出すのがコツ。

コーデ例:

  • 【トップス】:レトロX(ベージュ系)

  • 【インナー】:黒またはグレーのスウェット

  • 【パンツ】:カーゴパンツやナイロンパンツ

  • 【足元】:トレッキングスニーカー or コンバース

ポイントは「街でも自然でも違和感なく見える」バランス感覚。

派手すぎず、でも“地味すぎない”カラーリングを意識することで、余裕ある雰囲気を演出できます。

40代前半〜中盤:落ち着きと遊び心を両立

40代になると、落ち着きのある着こなしが求められる一方で、どこかに遊びを加えたいところ。レトロXのレトロ感を活かして、少しトラッドな要素を取り入れると上品に仕上がります。

コーデ例:

  • 【トップス】:ネイビーのレトロX

  • 【インナー】:シャツ+ハイゲージのニットベスト

  • 【パンツ】:グレーのスラックスやチノパン

  • 【足元】:クラークスなどのスエードシューズ

「アウトドア×トラッド」のミックス感が、他の人と差をつけるポイントになります。ジャケット感覚でレトロXを使うことで、カジュアル過ぎない大人の魅力を引き出せます。

50代:シンプル&質感重視で“余裕のある大人”に

50代になると、素材感やシルエットなど、より“質”が求められる年代。レトロXを軸に、無駄をそぎ落としたミニマルな着こなしが映えます。

コーデ例:

  • 【トップス】:生成り or グレージュのレトロX

  • 【インナー】:白シャツやタートルネック

  • 【パンツ】:ウールのワイドスラックス

  • 【足元】:レザーシューズ or サイドゴアブーツ

色味も極力モノトーンやアースカラーで統一し、“静かな存在感”を演出するのが理想。アクセサリーは控えめに、ストールやレザーグローブで上品さを加えると好印象です。

「ダサくならない」ために避けたいNG例

せっかくのレトロXも、組み合わせを間違えると一気に“残念コーデ”に見えてしまいます。「若作り感」「野暮ったさ」「清潔感の欠如」など、気をつけるべき落とし穴は意外と多いもの。ここでは、レトロXを着るうえでやりがちなNG例と、その回避策を具体的に紹介します。

「どうすればカッコよく見えるか」よりも、「なぜダサく見えるのか」を知ることで、失敗を未然に防ぎましょう。

ありがちな“若作りコーデ”

レトロXはカジュアルなアイテムのため、若々しいアイテムとの相性も良いのですが、年齢に合わない着こなしをすると“無理してる感”が出てしまいます。

NG例:

  • 派手なロゴTシャツ+レトロX

  • ビビッドカラーのスキニーパンツ

  • キャップ+派手スニーカー+サングラス

こうしたコーデは一歩間違えると“休日の中学生”のような印象に。40代以上の方には、「シンプルな中にも品がある」スタイルのほうが好印象です。

回避ポイント:

  • ロゴは控えめなものに

  • パンツはベーシックカラーを基調に

  • 小物もモノトーンやレザー系で統一感を

野暮ったく見えるインナー・パンツの組み合わせ

レトロX自体にボリュームがあるため、インナーやパンツの選び方によっては全体が“もっさり”して見えることがあります。とくに注意が必要なのが以下のような組み合わせです。

NG例:

  • ダボダボのスウェット上下

  • 色褪せたジーンズ+チェックシャツ

  • フリース×フリースの重ね着

これでは「ラフを通り越して手抜き」に見えてしまいがちです。

回避ポイント:

  • インナーはタイトめ or ハリのある素材を選ぶ

  • パンツは裾が絞られたテーパードタイプ

  • トップスとボトムスで質感のメリハリを出す

小物・靴の選び方の失敗例

コーデの仕上げを決めるのが「靴」と「小物」。ここで失敗すると、せっかくのレトロXもチグハグな印象になってしまいます。

NG例:

  • 汚れたスニーカー(清潔感ゼロ)

  • 大きすぎるリュック(学生っぽい)

  • 蛍光カラーのニット帽(浮く)

回避ポイント:

  • 靴はきれいめスニーカー or 革靴を選ぶ

  • バッグはサコッシュやミニショルダーで軽快に

  • 帽子は落ち着いた色味のベーシックタイプ

「どこで・誰と・何をするためのコーデか」を意識し、小物までトータルで統一感を持たせることが重要です。

まとめ|レトロXは「おじさん」こそ似合うアイテムだった

「レトロX=おじさんっぽい」という印象を持つ人は少なくありませんが、その背景には世代やスタイルの誤解が潜んでいます。実際には、サイズ感や色選び、アイテムの組み合わせ次第で、レトロXは“大人の余裕”を演出できる優秀なアウターです。

本記事では、年齢別のおすすめコーデや、ダサく見えないためのポイント、そしてありがちなNG例も紹介しました。すべてに共通しているのは「清潔感」「バランス」「自然体」の3つ。若者に媚びるのではなく、自分らしさを大切にしながら工夫することで、年齢を重ねたからこその魅力が引き立ちます。

もし「レトロXってもう古い?」と感じていたなら、むしろ今が再評価のチャンス。この記事を参考に、ぜひあなただけのスタイルを見つけてください。

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