ダッフルコートは流行遅れでダサい!?今っぽく着こなすコツと年齢別の着こなしとは

「ダッフルコートって、もう古いのかな…」そんな悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。確かに、学生時代の定番アイテムというイメージが強く、大人になってからは着こなしに迷うアイテムです。しかし、実はダッフルコートは工夫次第で今でも十分活用できるのをご存知ですか?この記事では、ダッフルコートが「ダサい」と言われる理由から、今っぽい着こなし方、さらには代替アイテムまで詳しく解説します。

ダッフルコートが「ダサい」と言われる3つの理由

近年、ダッフルコートは「ダサい」「古臭い」という評価を受けることが増えています。まずは、なぜそのような評価を受けるのか、主な理由を3つ見ていきましょう。

定番アイテムすぎて個性がない

学生の制服のような印象が強く、没個性的なイメージが定着してしまっているのが現状です。特に紺色や黒色のベーシックなダッフルコートは、どこにでもある普通すぎるアイテムという認識が広まっています。また、多くのブランドが似たようなデザインを展開しているため、個性を重視する現代のファッショントレンドとは相性が悪いと言えるでしょう。

スタイリングが限定的

ダッフルコートは、その特徴的なデザインゆえにコーディネートの幅が限られがちです。トグルボタンやフード付きというカジュアルな要素が強いため、きれいめやモード系のスタイリングと組み合わせにくい点が課題となっています。また、丈が長めのデザインが多いため、今トレンドのショート丈のボトムスとの相性も悪く、スタイリングの自由度が低いアイテムとして敬遠される傾向にあります。

古臭いデザインが多い

多くのダッフルコートは、伝統的なデザインを踏襲しているため、現代的なエッセンスに欠けるという指摘もあります。ゆったりとしたシルエットや厚手の生地使いは、今の軽やかでスマートなファッショントレンドとはやや距離があります。特に従来からのベーシックなデザインは、どうしても「昔からある」「古い」というイメージを払拭できていないのが実情です。

ダッフルコートを今っぽく着こなすコツ

実は、ダッフルコートは適切な選び方と着こなし方を知れば、現代的なスタイリングも十分可能です。ここからは、ダッフルコートを今風に着こなすためのポイントを詳しく解説していきます。

サイズ感の選び方

現代的な着こなしのカギは、サイズ選びにあります。従来の「体に余裕を持たせた」シルエットではなく、やや細身のサイズを選ぶことがポイントです。肩幅がジャストか少しタイトめで、着丈は腰骨あたりで止まるショート丈を選べば、スタイリッシュな印象に。ただし、インナーの着こなしを考慮して、極端なスリムフィットは避けましょう。素材も、従来の厚手ウールではなく、軽めの生地を選ぶことで今っぽさが出せます。

現代的なコーディネート例

モダンな着こなしを実現するには、インナーとボトムスの選択が重要です。タートルネックニットやスリムパンツを合わせれば、すっきりとしたシルエットが完成。また、あえてワイドパンツと合わせることで、トレンド感のある着こなしも可能です。色使いも重要で、全身をモノトーンでまとめたり、あえて明るいカラーのダッフルコートを選んだりすることで、古さを感じさせない着こなしが実現できます。

おすすめブランドと選び方

最新のダッフルコートは、従来のデザインを現代的にアップデートしたものが増えています。特に、UNITED ARROWS やBEAMS、SHIPS などのセレクトショップのプライベートブランドは、トレンドを意識した新しいデザインを展開。素材やシルエット、ディテールにこだわったアイテムを見つけることができます。選ぶ際は、クラシックすぎないデザインで、かつ質の良い素材を使用しているものを選びましょう。

ダッフルコートの代替アイテム

どうしてもダッフルコートに抵抗がある方は、現代的な代替アイテムを検討してみるのもおすすめです。トレンド感があり、かつダッフルコートの良さも取り入れた新しいアイテムをご紹介します。

似た雰囲気を出せる最新コート

カジュアルで温かみのある雰囲気を残しつつ、より現代的なデザインのコートが数多く登場しています。例えば、ショート丈のモッズコートや、ミニマルデザインのフーデッドコートなどが代表例。これらは、ダッフルコートの持つカジュアル感は残しながら、よりスタイリッシュな印象を演出できます。また、テーラード要素を取り入れたハイブリッドなデザインのコートも、大人っぽい着こなしを可能にする選択肢となっています。

トレンド感のある着こなし方

代替アイテムを選ぶ際は、現在のトレンドを意識したコーディネートがしやすいものを選びましょう。例えば、オーバーサイズのステンカラーコートは、カジュアルからきれいめまで幅広い着こなしが可能。また、ショート丈のウールブルゾンやミリタリージャケットなども、今っぽい雰囲気を出しつつ防寒性も確保できる優秀なアイテムです。これらのアイテムは、スニーカーやブーツなど、どんなシューズとも相性が良く、より自由度の高いスタイリングが可能となります。

ダッフルコートは何歳まで着られる?

ダッフルコートは年齢制限のあるアイテムではありません。ただし、年代によって着こなし方を工夫しないと、周囲に与える印象が大きく変わってきます。それぞれの年代に合った着こなしのポイントを押さえることで、おしゃれに着こなすことができます。

20代のダッフルコート

20代はダッフルコートを最も自由に楽しめる年代です。ただし、学生っぽい印象を避けたい場合は、いくつかの工夫が必要です。まず、従来の紺色や黒色以外のカラーにチャレンジするのがおすすめ。キャメルやグレージュなど、落ち着いた色味を選ぶことで大人っぽさが出せます。シルエットは細身を意識し、インナーには無地のタートルネックやシャツを合わせることで、クリーンな印象に。スニーカーやブーツとの相性も抜群で、カジュアルながらも洗練された着こなしが可能です。

30代の着こなしポイント

30代は「可愛らしさ」と「大人っぽさ」のバランスが重要になってきます。ダッフルコートを選ぶ際は、トグルボタンが主張しすぎないデザインを選びましょう。素材は上質なウールを使用したものを選び、光沢感のないマットな質感がおすすめです。コーディネートは、きれいめカジュアルを意識し、パンツスタイルならスキニーやテーパードパンツ、スカートならタイトスカートとの組み合わせが◎。インナーは、ニットやブラウスなど、品のある素材を選びましょう。

40代の着こなしポイント

40代になると、カジュアルすぎない大人の着こなしが求められます。ダッフルコートは、よりシンプルで洗練されたデザインを選ぶことがポイント。着丈は膝上で、やや細身のシルエットを意識します。色味は、ネイビーやブラック、グレーなど、落ち着いたトーンを選びましょう。コーディネートは、パンツスタイルを基本に、シックな色使いを心がけます。小物使いも重要で、レザーバッグや上質な革靴との組み合わせで、大人の余裕を感じさせる着こなしに。

50代以上の着こなしポイント

50代以上では、品格のある着こなしを意識することが大切です。ダッフルコートは、特に素材とシルエットにこだわりましょう。カシミヤ混やメルトン素材など、上質な生地を使用したものを選び、フィット感のある適度なサイズ感が重要です。着丈は膝上で、すっきりとしたシルエットを意識。インナーには、タートルネックニットやシャツなど、きちんと感のあるアイテムを合わせ、パンツもテーパードやストレートなど、クラシカルなデザインを選びましょう。トータルコーディネートで落ち着きと品格を演出します。

まとめ

ダッフルコートは確かに、従来のままの着こなしでは時代遅れに見えてしまう可能性があります。しかし、適切なサイズ選びと現代的なコーディネートの工夫次第で、十分に今でも活用できるアイテムと言えるでしょう。

どうしても苦手意識が拭えない場合は、紹介した代替アイテムを検討してみるのもひとつの手。ファッションに絶対的な正解はありません。自分らしさを大切にしながら、トレンドを程よく取り入れることで、センスの良い着こなしが実現できます。

タイトルとURLをコピーしました