長瀞ライン下りに行ってみたいけれど、「どんな服を着て行けばいいの?」「濡れるのかな?寒くない?」「子どもや女性はどんな格好がベスト?」と、不安を感じていませんか?
自然の中を舟で進むこのアクティビティは、服装ひとつで快適さが大きく変わります。特に、濡れる可能性や天候の変化を考えると、準備はとても重要です。
この記事では、ライン下りを120%楽しむために、基本の服装ルールから季節別のおすすめコーデ、子どもや女性向けのアドバイスまで、実用的でわかりやすく解説します。

初めての方でも「これを読めば安心」と思える内容になっていますので、ぜひお出かけ前にチェックして、快適で楽しい長瀞旅をお過ごしください。
長瀞ライン下りとは?まず知っておきたい基礎知識
長瀞ライン下りは、埼玉県秩父郡長瀞町を流れる荒川を、木造の和舟でゆったりと下るアクティビティです。豊かな自然と迫力ある渓谷美が楽しめることから、季節を問わず観光客に大人気。

初めて体験する方にとっては、そもそもどんな内容なのかを知ることが、服装選びの第一歩になります。
ライン下りの所要時間や料金
長瀞ライン下りには、大きく「A・Bコース」と「全コース」の2種類があります。
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Aコース:約3km/所要時間:約20分
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Bコース:約3km/所要時間:約20分
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全コース:約6km/所要時間:約40分(A+B)
料金の目安は以下の通りです(2024年時点):
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大人:2,000〜3,000円
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子ども(3歳〜小学生):1,000〜1,400円
予約は不要ですが、繁忙期や団体の場合は事前予約がおすすめです。
濡れる?揺れる?どんな乗り物?
乗るのは、伝統的な和舟(わぶね)と呼ばれる木の船で、船頭さんが竿で操作します。
基本的には穏やかな流れの中を進みますが、途中で「小滝の瀬」などの急流ポイントがあり、水しぶきが飛んでくることも。激しく揺れることは少ないものの、「多少は濡れる前提」で準備しておくのが安心です。
また、雨天や川の増水によっては中止されることもあるため、事前に運航状況を確認しましょう。
どんな人が楽しめる?年齢制限は?
長瀞ライン下りは、年齢制限が比較的ゆるやかで、3歳以上の子どもからシニア世代まで幅広く楽しめます。ただし、乳児や妊娠中の方、高齢者で足腰に不安がある場合は、乗船を見送ったほうが無難です。
特別な運動経験やスキルも不要で、自然の中で癒されたい人、家族旅行やデートを楽しみたい人にぴったりのアクティビティです。
基本の服装ガイド|ライン下りに最適なスタイルとは
長瀞ライン下りでは、舟に乗って川を下るという特性上、「濡れる可能性」「動きやすさ」「日差しや風への対策」が服装選びのポイントです。

初心者でも安心して楽しめるように、基本的な服装や持ち物の考え方を丁寧に解説します。
濡れる前提!トップス・ボトムスの選び方
ライン下りでは、水しぶきで足元や裾、袖が濡れることがあります。特に急流ポイントを通過するときは、想像以上の飛沫がかかることも。
以下のポイントを押さえておきましょう:
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トップスは速乾性のあるTシャツやラッシュガードが最適
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薄手の長袖なら、日焼け対策にもなります
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ボトムスはハーフパンツ+レギンスやスポーツ系パンツが動きやすくて便利
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ジーンズなど濡れると重くなる素材は避けましょう
また、替えのTシャツやボトムスを1枚ずつバッグに入れておくと安心です。
靴はスニーカー?サンダル?注意点まとめ
意外と悩むのが「足元」。舟への乗り降りや川岸の移動を考えると、滑りにくく歩きやすい靴がベストです。
種類 | おすすめ度 | 理由 |
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スニーカー(メッシュ系) | ◎ | 濡れても乾きやすく歩きやすい |
アウトドアサンダル(ストラップ付き) | ◎ | 水に強く、脱げにくい |
クロックス系サンダル | △ | 滑りやすく、舟上で脱げやすい |
ビーチサンダル | × | 安定感がなく危険な場面も |

天候によっては足元がぬかるむため、防水スプレーを靴にかけておくと安心です。
バッグ・帽子・アクセサリーの有無は?
両手が自由になる「リュックタイプの防水バッグ」が最もおすすめです。斜めがけバッグやトートは、バランスを崩しやすいので避けましょう。
帽子は、日差しが強い日は必須ですが、風で飛ばされないようにあご紐つきやストラップで固定できるものを選びましょう。

アクセサリー類は基本的に外しておくことが安全です。揺れや水しぶきで落とすと、川に沈んでしまいます。
季節別のおすすめコーデ|春・夏・秋のポイント
長瀞ライン下りは、季節によって気温や川の水量、日差しの強さなどが大きく変わります。そのため、春・夏・秋それぞれに適した服装選びが快適さを左右します。

シーズンごとのおすすめコーディネートと注意点を紹介します。
春:朝晩の冷え対策と紫外線に注意
春の長瀞は日中こそ暖かいものの、朝晩はまだまだ肌寒さが残ります。また、春特有の強い紫外線にも要注意。
おすすめの服装ポイント:
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薄手の長袖シャツ+インナーTシャツの重ね着スタイル
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ボトムスはストレッチの効いたロングパンツかハーフパンツ+レギンス
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携帯しやすいウィンドブレーカーやパーカーがあると安心
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UVカット機能つきの帽子やサングラスも◎
春風で体が冷えることもあるので、防寒も意識した服装で臨みましょう。
夏:熱中症対策と速乾性素材が鍵
真夏のライン下りは非常に人気があり、日差しも強烈。熱中症対策と涼しさ・通気性の確保がテーマになります。
夏のおすすめ服装例:
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ドライ素材のTシャツやノースリーブ(UVカットタイプ)
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ボトムスは水陸両用のショートパンツや速乾レギンス
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濡れても気にならないラッシュガードやアームカバーも便利
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冷却タオルや首に巻けるネッククーラーで熱中症を防ぐ
また、舟に乗る前後で汗をかくため、着替えや汗拭きタオルも持っていきましょう。
秋:寒暖差に強い重ね着テクニック
秋の長瀞は紅葉が美しく、ライン下りのベストシーズンとも言えますが、昼と夕方の気温差が大きくなるため、調節できる服装がカギになります。
秋の重ね着ポイント:
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インナー+ロングTシャツ+軽量ダウンベストorパーカーの3層構造が理想
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暖かい日は腕まくり、冷える夕方には羽織れる服があると快適
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ボトムスは厚手レギンスやフリース素材が◎
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ニット帽やネックウォーマーもあると心強い
特に11月に入ると冷え込む日も多いため、舟に乗っている時間が長いと体感温度も下がります。念のためカイロを持っていくと、万が一の寒さ対策に役立ちます。
子ども連れ・女性向け|シチュエーション別の服装アドバイス
長瀞ライン下りは家族連れやカップルにも人気のレジャーです。特に「子どもが濡れて風邪をひかないか心配」「スカートでも大丈夫?」「おしゃれと実用性、どう両立させる?」など、シチュエーション別の悩みは尽きません。

子ども連れ・ママ服装のコツを具体的に解説します。
子どもが濡れても大丈夫な服&持ち物
子どもは水しぶきに大興奮しがち。思わぬ形で全身びしょ濡れになることもあるため、備えが大切です。
おすすめの服装と持ち物:
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ラッシュガード+速乾Tシャツ+ショートパンツ(またはレギンス)
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スニーカーではなく脱げにくいアウトドアサンダルがおすすめ
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必ず持っていきたい物:
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着替え一式(上下・下着・靴下)
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フェイスタオル2枚以上
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濡れた服を入れるビニール袋
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また、親子で同じ色味やテイストでコーデすると、写真映えも狙えて一石二鳥です。
スカートはNG?女性向けの動きやすい服
「おしゃれもしたいけど、実用性も大事」という女性のために、スカートは避けるのがベターです。舟への乗り降りで動きにくく、濡れた際にも乾きづらくなります。
おすすめの服装:
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ロング丈のワイドパンツ+UVカットの羽織りもの
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フレアスカートよりキュロットやジョガーパンツが機能的
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足元はスニーカーよりストラップ付きスポーツサンダルがベスト
特に夏場は、通気性と紫外線対策を両立させる「ゆったり系の速乾アイテム」が快適です。
撮影したくなる、おしゃれと機能性の両立法
せっかくの観光地、写真映えも大事にしたい方へ。実用性を犠牲にせず、少しの工夫でおしゃれに見せることが可能です。
撮影映えするポイント:
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色選びは自然と調和するアースカラー(ベージュ・カーキ・ネイビー)が◎
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紫外線対策と写真映えを両立するつば広帽子やバケットハット
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サングラスやネックポーチなど、小物でアクセントをつけると◎
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同行者とテーマカラーを合わせる「リンクコーデ」もおすすめ
また、濡れても乾きやすい素材を選ぶことで、「見た目はおしゃれ、でも機能的」というスタイルが完成します。
まとめ|長瀞ライン下りをもっと快適に楽しむために
長瀞ライン下りは、自然と一体になれる魅力的なアクティビティですが、その快適さを左右するのが「服装選び」です。舟に乗る=濡れる可能性があるという前提のもと、速乾性・動きやすさ・天候対策の3点を押さえておくことが重要です。
特に、
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季節に応じた重ね着や素材の選定
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靴や帽子など小物の工夫
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子どもや女性向けの視点での配慮
など、細かい部分にこだわることで、不安なく楽しめる1日になります。観光地での写真映えも気になるところですが、実用性を兼ね備えたコーディネートなら、心置きなく笑顔の写真が残せるでしょう。
これからライン下りを予定している方は、今回のガイドを参考に、「濡れても安心&快適でおしゃれ」なスタイルで長瀞の自然を満喫してくださいね。