M-1王者たくろうの経歴が異色すぎ?元公務員から頂点へ上り詰めた逆転劇

2025年12月21日、日本中が熱狂した「M-1グランプリ2025」。過去最多となる1万1521組の頂点に立ったのは、結成9年目のコンビ「たくろう」でした。

初ファイナリストにして王者の称号を手にした赤木裕さんときむらバンドさんの姿に、涙したファンも多いのではないでしょうか。

しかし、彼らがこのステージに立つまでの道のりは、決して平坦なものではありませんでした。「元公務員」という異色の経歴を持つ背景や、挫折を繰り返しながらも漫才の道を切り拓いてきたその素顔。本記事では、新王者「たくろう」の知られざるエピソードと、彼らがなぜこれほどまでに多くの人の心を動かしたのか、その逆転劇の全貌に迫ります。

M-1王者「たくろう」の意外な素顔!異色すぎる経歴の真相とは

昨夜の決勝戦で、圧倒的な爆笑を巻き起こした「たくろう」。ボケの赤木裕さんとツッコミのきむらバンドさんの二人が醸し出す独特の空気感は、唯一無二の魅力として審査員からも高く評価されました。

しかし、彼らのプロフィールを紐解いていくと、一般的な芸人のイメージとはかけ離れた「異色すぎる経歴」が見えてきます。特筆すべきは、彼らが「社会人経験を経て芸人の道を選んだ」という点です。

実は、たくろうの二人には、芸人になる前に公務員や一般企業での勤務経験があるという噂が絶えません。実際、赤木さんは滋賀県出身で京都産業大学を卒業しており、一時は安定した将来を約束された道に進もうとしていた時期があったといいます。

ファンや周囲の間では「もし芸人になっていなければ、どこかの市役所で真面目に働いていたのではないか」と言われるほど、その落ち着いた雰囲気と実直な性格が知られています。

特に、彼らが漫才の中で見せる「日常の何気ないズレ」や「社会の理不尽さ」を突く視点は、こうした社会人としての感性がベースになっているとの声も多いのです。

また、ツッコミのきむらバンドさんも愛媛県出身で、大学時代は落語研究会に所属するなど、伝統的な笑いの基礎を学びながらも、地元のケーブルテレビに出演するなど、地域に根ざした活動を行っていました。

この「地域社会との繋がり」を大切にしてきた背景が、彼らの漫才に流れる「温かさ」や「人間味」に繋がっているのかもしれません。エリート街道を歩む可能性がありながらも、あえて過酷なお笑いの世界に身を投じた彼らの決断。

その裏には、「どうしても漫才で人を笑わせたい」という、公務員的な安定よりも強い情熱があったことは間違いありません。

昨夜の優勝は、そんな彼らの「これまでの人生すべて」が結実した瞬間だったと言えるでしょう。

挫折からの大逆転!赤木裕の「元野球部マネージャー」時代と不遇の数年間

たくろうのボケ担当、赤木裕さんの人生を語る上で欠かせないのが、高校時代の「野球部マネージャー」という経験です。もともとはプロ野球選手を目指して白球を追う少年でしたが、高校3年生の夏、監督から非情な戦力外通告を言い渡されます。

「お前は選手としては無理だ」という一言は、当時の彼にとって絶望以外の何物でもなかったでしょう。しかし、そこで腐ることなく、裏方であるマネージャーへと転向したことが、現在の彼の「観察眼」を養うことになったと言われています。

選手を支え、試合の推移を冷静に見つめる日々。この時期に培われた「一歩引いて全体を俯瞰する力」が、後に彼が書く独特な漫才台本に大きな影響を与えています。

しかし、NSC(吉本総合芸能学院)に入学後も、すぐに芽が出たわけではありません。大阪37期生としてデビューしたものの、数々の賞レースで「あと一歩」のところで敗退する時期が長く続きました。

2018年のM-1グランプリで準決勝に進出し、敗者復活戦でも5位という好成績を残しながら、そこから決勝の舞台に立つまでにはさらに7年もの歳月を要しました。

「自分たちの笑いは間違っているのか」「このまま公務員のような安定した道に戻るべきか」という葛藤が、何度も彼を襲ったことでしょう。しかし、赤木さんは決して折れませんでした。

アルバイトを掛け持ちしながら、深夜までネタ合わせに明け暮れる日々。彼が漫才中に見せる、どこか自信なさげでありながら芯の強いボケは、こうした不遇の時代を耐え抜いたからこそ生まれた「凄み」のようなものを感じさせます。昨夜、優勝が決まった瞬間に赤木さんが見せた、こらえきれない涙。

それは、戦力外通告から始まった彼の人生が、ついに「日本一」という最高の結果で報われた瞬間でした。

多くの視聴者が彼の涙に共感したのは、彼が歩んできた「裏方から主役へ」というリアルな逆転劇に、自分自身の人生を重ね合わせたからではないでしょうか。

コンビ結成の秘話と「きむらバンド」の献身的な支え

「たくろう」というコンビがこれほどの高みに到達できたのは、赤木さんの才能はもちろんのこと、ツッコミのきむらバンドさんの存在があったからこそです。二人の出会いはNSCの卒業後。

すでに別のコンビで活動していた二人でしたが、赤木さんの圧倒的な才能に惚れ込んだきむらさんが、猛アプローチの末にコンビを結成しました。

きむらさんは、赤木さんの予測不能なボケを誰よりも理解し、それを最も美味しく料理できる「最高の理解者」なのです。

きむらバンドさんは、その名の通り音楽を愛し、かつてはバンド活動に熱中していた時期もありました。そのリズム感の良さが、漫才のテンポや間(ま)に活かされており、赤木さんの独特なワードセンスを損なうことなく観客に届ける役割を果たしています。

しかし、彼らの活動を支えてきたのは、技術面だけではありません。経済的にも精神的にも苦しい時期、きむらさんは常に前向きな言葉をかけ続け、赤木さんがネタ作りに集中できる環境を作ってきたといいます。

「赤木が面白い。だから、いつか必ず日本一になれる」。この確信があったからこそ、きむらさんは長年の下積み時代を支え抜くことができました。

周囲の芸人仲間からも「きむらのサポートがなければ、赤木は途中で折れていたかもしれない」と言われるほど、その献身ぶりは有名です。昨夜の決勝でも、緊張で震える赤木さんの背中を優しく叩くきむらさんの姿がカメラに映し出されました。

そのコンビ愛、そして互いへの深い信頼関係が、あの爆発的な笑いを生み出したのです。元公務員志望だったかもしれない二人が、安定を捨ててまで守り抜いた「この二人でしかできない漫才」。

その絆の深さが、M-1という過酷な戦場で最後の一押しとなったことは間違いありません。

彼らの成功は、才能あるパートナーを信じ抜くことの大切さを、私たちに教えてくれているような気がします。

2025年M-1決勝で起きた奇跡!1万1521組の頂点に立った決定打

今回のM-1グランプリ2025は、史上最多となる1万1521組がエントリーするという、過去に類を見ない激戦となりました。実力派の既出ファイナリストたちが次々と敗退する中、初進出の「たくろう」がなぜ優勝を勝ち取ることができたのか。

その最大の要因は、彼らが披露したネタの「新しさと普遍性の融合」にありました。彼らの漫才は、一見すると不器用な男二人の会話劇ですが、その裏には計算し尽くされた構成が隠されています。

ファーストラウンドで披露された、日常の些細なこだわりを巡るネタでは、会場全体の空気を一瞬で自分たちのものにしました。

審査員の方々も「これまでに見たことがないスタイル」「それでいて王道の漫才の強さがある」と大絶賛。

特に、赤木さんが繰り出す「卑屈なのに妙に説得力のある言い訳」は、現代社会でストレスを抱える多くの読者の共感を呼びました。

公務員や会社員として働いていれば誰もが感じるような「納得のいかない瞬間」を、笑いに昇華させる力。これが、他のコンビにはない彼らだけの強みだったのです。

最終決戦では、強敵であるエバースやドンデコルテを相手に、さらに一段ギアを上げたネタを披露。一歩も引かない攻めの姿勢と、長年の下積みで培った動じない精神力が、最終的な審査員の票(7票中4票)を引き寄せました。

「昨夜の放送を見て感動した」という多くの視聴者の声の中でも特に多いのが、「彼らの必死さが伝わってきた」という感想です。お笑いエリートではない、泥臭く這い上がってきた彼らだからこそ出せる「熱量」が、テレビ越しの私たちにも届いたのでしょう。

この優勝は、決して偶然ではなく、彼らがこれまで1分1秒を惜しんで漫才に向き合ってきた結果。まさに2025年のお笑い界に刻まれる「奇跡の逆転劇」だったと言えます。

今後の「たくろう」に期待!王者として歩むバラエティ・メディアへの道

M-1王者となったことで、彼らの生活は一夜にして激変しました。今日から始まる優勝特番の数々、そしてCM出演や冠番組のオファーなど、これまでとは比較にならないほどの多忙な日々が待ち受けています。

しかし、ファンが期待しているのは、テレビでの活躍はもちろんのこと、彼らが「舞台」を大切にし続ける姿勢ではないでしょうか。

かつて公務員のような安定を求めていた時期があったかもしれない彼らですが、今は日本中を笑わせる「お笑い界の顔」となりました。

赤木さんのシュールなボケと、きむらバンドさんの的確なツッコミは、ひな壇番組やロケ番組でも大きな武器になるはずです。

特に、赤木さんの「何をやってもどこか不憫で面白い」キャラクターは、多くのプロデューサーが注目しており、バラエティ番組の新たなスター誕生を感じさせます。

一方できむらさんは、その高いコミュニケーション能力を活かし、番組の進行やMCとしての素質も期待されています。

「これからは、お世話になった人たちに恩返しをしていきたい」と語った二人。その言葉通り、彼らの成功は、同じように夢を追いかけている若手芸人たちや、社会で奮闘している読者にとっても、大きな希望の光となりました。

異色の経歴を持ち、挫折を乗り越えて頂点に立った「たくろう」。彼らが王者としてどのような新しい景色を見せてくれるのか。まずは、今日から始まる彼らの「王者としての第一歩」を、私たちは全力で応援していきましょう。

まとめ

「M-1グランプリ2025」の覇者となった「たくろう」。元公務員的な真面目さと野球部マネージャー時代に培った観察眼、そしてコンビの深い絆が、1万1521組の頂点へと導きました。

赤木さんの挫折から始まった物語が、きむらバンドさんという最高の相棒と出会い、最高の結果で結実したその逆転劇は、多くの視聴者の胸を打ちました。彼らの成功は、単なるお笑い界のニュースに留まらず、「諦めなければ道は開ける」という普遍的なメッセージを私たちに伝えてくれています。

これからメディアでの露出が急増する中、彼らがどのような活躍を見せてくれるのか楽しみでなりません。新王者「たくろう」の快進撃は、まだ始まったばかりです。